感覚、直感?
私はSTIHLの36Vバッテリー式刈り払い機を2台所有していますが
パワーやバッテリーの使いまわしができる便利さとか
最新式のパワーツールのもつメリットを感じる前に、
触った瞬間にこれじゃない感を持ってしまいました。
一度そうなると、積極的に道具を使おうという気が
なくなってしまいます。
これはもうどうしようもない事で。
厄介な事にカタログスペックや写真では
判断できないだけに使ってみないとわからない。
誰でもわかるかと言えば、そうでもなく
過去と比べるだけの経験値がないとわからない。
私はSTIHL好きですが、あえて言わせてもらうと
プロフェッショナル36Vバッテリー式刈り払い機なら
ハスクバーナの536LiRX 一択です。
STIHLのバッテリー式刈り払い機の優れている所は
(道具として選択するメリットは)
メーカーが雨天での使用を可能としている所のみです。
あくまで私の使用環境においてはですが。
必要もないのに、慌てて買うような仕事道具ではないのですが
あったら確実にエンジン刈り払い機と
混合ガソリンの出番が減るのが
ハスクバーナの536LiRX。
私はこんなことをしています。
基本はセットに含まれるナイロンコード(2mm)
での草刈り。地面をタップするタイプですが
今の所トラブルはありません。
とても便利に使用しています。
今日はこんなことをしてきました。
ハスクバーナの536LiRXには本来三枚刃の
グラスカッターが付属しています。(国外仕様)
日本仕様はチップソーが付属しています。
私はSTIHLのシュレッダーナイフを使うようになってから
2枚刃、3枚刃のメリットを大きく感じるようになりました。
こんな仕事をしていますが、今まで実は一度も集草、処分場処理をしたことがありません。
マルチチッパー、ハンマーナイフ、STIHLのシュレッダーナイフ
ジェットフィットの3mm、4mm、での現地粉砕処理が基本です。
気が付かれた方もいるかと思いますが、現地粉砕処理は
エンジンの騒音が伴います。
ものを砕くにはやはりパワーが必要なのです。
今日の作業は
日曜日の早朝ですし、エンジンの騒音は出したくありません。
そこでハスクバーナの536LiRXを使用し
無音で粉砕処理が出来ないかをテストしてきました。
使用するのはSTIHLのブラシュナイフ
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ハスクバーナの純正品は調べても型番どころか
売っている場所も検索できませんでした。
ナイロンコードから付け替えます
現場
枯れた小枝も多く、ナイロンコードでは絡まってしまったり
消耗が激しい私としてはよくあるシチュエーション。
モーターはトルクがある為、重い三枚刃を余裕で回します。
全開で回せばパワー感もそれなりにあるのですが、
刃長の短い3枚刃を高速回転で回しても効率はそうそう上がらないですし、
疲れるだけです。
急いで早く終わらせるなら、ハンマーナイフ
ハンマーナイフが入らなけりゃ大排気量エンジン刈り払い機です。
目的が早さや効率ではないから
バッテリーを選んでいるのです。
ハスクの用意するエコモード?での
全開が、ブラシュナイフと私の作業スタイルにぴったりでした。
のんびりのんびり
作業スピードは圧倒的に極太ナイロンコードのほうが
早いですが、ブラシュナイフは小指位の雑木も一緒に処理できますし
コード交換の手間もありません。
チップソーを使えばいいじゃないか?
それがそうでもないのです。
私は草を切るのではなく、粉砕がしたいのです。
例えば、このような場所でチップソー作業だと?
左右に振って細かく「切る」というイメージでしょうか。
奥にある枯れ小枝はチップソーを使い慣れた方なら
分かると思いますが「切る」事は出来ません。
刃の角度を変えたり、持ち上げたりしても
逃げられたりでイライライラ ですね。
ブラシュナイフなら
上からたたいて「粉砕」です。
なんか、小枝が残っているように見えますが
浮いていた枯れ小枝はすべて吹き飛んでいます。
地面の小枝は、この現場ではそこまでする必要はないので。
この小枝も綺麗になくしたいときは、STIHLのシュレッダーナイフです。
道具はやはり、用途と現場で使い分けます。
ちなみにシュレッダーナイフは、536LiRXには物理的に
装着できないですし、ついたとしても
パワーと本体強度が足りません。
シュレッダーナイフが使用できるのは
STIHLのエンジン式クリアリングソー1機種のみです。
何気にセットで着いてくる
ハスクのハーネスが使いやすい。
日曜の朝の1時間仕事には
ハスクバーナの536LiRXが良く似合います。
マキタにも18V二個使いの36Vバッテリー式刈り払い機がありますが、
業務用?フラッグシップ機に中国製造を選択する考え方に
共感できないのでいくら性能が良くても購入する気になれません。
そりゃ、海外製造でコストが下げられればユーザーもメーカーも
メリットがあるでしょうけれども、自分達が良ければ
製造業の人達の事はどうでもいいんですかね。
プロとして金を稼げば稼ぐほど
使う先には気を遣うようになるし、
相手の考え方ややり方を重要視するようになるんです。
少なくとも自分は。
モノやサービスを購入するとき
金額ばかりに目を向けるのではなく、
その先にある「人」を見るようになれば
きっと世の中は変わっていくと思うのです。
ハスクバーナのバッテリーシリーズは
日本人の手、体によくなじみます。
プロの女性にも絶対に合うので
是非手にとってみてください。