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震災対策技術展に行ってきましたよ

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業界関係者でもないのですが、自分の「知りたい」欲が抑えられなくなり

ある所から入場パスをいただき(これがないと基本入れない)

本日パシフィコ横浜で行われている震災対策技術展に行ってきました。

 

こういう展示会は、別の業種で出店関係者になったことがありますが

結構お金がかかるんですよね。

投資を回収するには、短い時間でいかに自分の所の技術、想いを売り込めるか

だと思います。(展示即売会ではないので、現金回収は出来ない)

 

全体を回って感じたのは、個人の消費者を対象とした技術、ツールが

ほとんどないという事です。

色々な理由があると思いますが、コストを掛けて確立した技術、システムを

ビジネスにするには、B to Bが一番確実だからでしょう。

気になった商品、システムはいちいち質問して担当者を困らせましたが

皆が皆同じことを言っていました。

インターネットでは販売しない。(したくない)

なるほど、どうりでネット上で見た事のない道具があふれているわけだ。

類似技術、類似商品による、価格競争

価格崩壊に巻き込まれたくないのが本音でしょう。

しかし、ちょっとまってください。

よほど営業力に自信のある企業ならともかく、インターネットを利用せずして

商品を「知って」もらう事は至難の業です。

 

知らない=買わない という事です。

難しい問題だと思いました。

 

事業者側の立場で考えると、ネットの写真だけで見た目の似たような中国製品と

同じだと考えられてはたまったものではありません。

価格が高いと言われましても、こちらは原価+利益を生み出さなくてはならないのです。

価格で中国製品に対抗するのは無理です。

 

消費者は、なんだかんだ言って安い物を欲しがります。

(私も含めて)

そういう人達を相手に、莫大なコストを掛けて、なおかつ利益を出すというのは

あたりの入っていない、くじ引きを大人買いするようなものかもしれません。

 

実は、中国製品を相手にすらせず、かかったコストや努力が無駄にならない(なりにくい)

商売相手が存在します。

 

さて、誰でしょう?

 

国、医療関係、自治体、企業、マンション、ビルの管理者です。

高額防災用品のターゲット、つまり今回の技術展を見て私が考えるに

これらを対象としていることは明らかです。

 

中国製のメリット(安さ)が、デメリット(信頼性の低さ)となるのですから、

事業者としてはここで勝負しない手はありませんね。

 

例えば命にかかわるような状況で、中国製の大容量バッテリーに

すべてを託すことが出来ますか?

(中国製でも信頼のできるバッテリーメーカーはあるようです。

ここで言っているのは安さ優先の粗悪バッテリーの事です)

 

自治体や、マンションやビルの管理者が適当に用意した、

どんな実績があるのかわからない浄水器で作った水を

安心して飲めますか?

 

多くの人をまとめる、人、団体、企業には

必ず「責任」がうまれています。

 

色々な出店事業者から、お話を伺って思ったことは

それら責任に信頼で応えようと努力をしているという事。

 

この事は双方にとって利益となるのです。

 

消費者や中国に製造を委託した大企業だけが

「得」をするビジネスモデルは、私の中ではもう終わっています。

 

震災、防災対策は、この先大きなビジネスを生み出すと思いますし、

比較的中小企業も進出しやすい。

BtoBの構図も理解しやすいし、何よりも

このビジネスで得をするのはモノを売る事業者というよりも、

信頼性のある道具で被災時の安心、安全が保証される

我々消費者のほうです。

 

防災ビジネスは色々な意味で多くの人を救うと

私は考えています。

 

何が言いたいのかというと、今回全部の店舗を見て回ったので

私が気になった道具を購入、紹介して

人に「知ってもらう」という役割を、私が担おうと思っています。

企業のリスクはないと思います。

 

私の望みは、製造業の国内回帰と

消費者が自分のこと以外も考えられるようなマインドを持つようになるという事です。

 

第一回目は、私が何よりも被災時前に気にしておいて欲しい事

トイレ問題。

仮設のトイレだけでは足りなくなるのは、明らかです。

流れない便器で用を足してしまう人が続出することも

私は想像できます。

食事はなんとか1日我慢が出来ても、尿意便意は我慢が出来るものではありません。

年頃の女の子がいる家庭は、特に気を使ってあるべきです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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