もうすでになかなか手に入らず
レアアイテム感のある
Suaoki の G1200ですが
所有してみて業務用可搬型電源として
非常に可能性の高いものだと実感しています。
鼻につく言い方かもしれませんが、
G1200の価値を理解できる私からすると
この金額は妥当ですし、業務に使用できる信頼性と
耐久性があれば
(これは今テスト中です)
むしろ安いくらいだと思っています。
これだけの道具を開発して、
149999円(現時点での価格)で高いと言われたら
Suaokiもやる気をなくすでしょう。
わずか1年ほど前に、某展示会で同じようなスペックを持った
業務用途を想定したポータブルバッテリーの参考価格は100万円オーバーでした。
(スペックはもっと劣っていたと思います)
私としては、
業務使用してみて
AC110V から 日本仕様のAC100Vへの変更や、
台車での運搬時、不安定な縦置きだけではなく
横置きにも対応した作りにして欲しいというくらいの
要望はあるものの、現時点ではほぼパーフェクトです。
車中泊などでは、補充電を気にする方がいらっしゃるかと思いますが
業務用途なら2台持ちが答えでしょう。
使いながらの充電(パススルー)は基本的には考えません。
どちらかを使っている間に、どちらかを充電です。
1つはリスクの分散。
バッテリーの寿命延長。
高効率運用。(手間をなくす)
この価格帯ですと、
価値を明確に見出すことが出来ないと
「高い」と感じてしまうかもしれません。
しかし、
業務に使用できるのなら価格以上の価値はあると
私は思っています。
撮影現場において
フィルムからデジタルへ移行したのが第一世代だとするならば、
このコードレス化は第二世代への進化という事が出来るのではないでしょうか。
ドイツ製のクルーズカート一台で独立電源ワンシステム。
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パソコンとの相性も良く、
適材適所で組み合わせを変えます。
ACコンセントを探したり、延長コードを引き回したりする必要はありません。
一日、何かしらの機器を作動させっぱなしで
夕方の仕事終わりに減ったメモリは二つだけ。
Suaokiの名機
PS5B
に、この安心感はありません。
(この機能、品質で実質29800円はかなりお買い得だとは思いますが)
電源残量を気にしなくてはいけないようでは、
私は業務用途としては向いていないと思います。
ストレスの一つとなるからです。
コードレスとなって1つ悩みが解放されたのに
残量を気にしなくてはならないと、悩みがまた一つ増えた
ということになります。
徹底してコードレス化を意識。
実際かなり機動性が上がっています。
モデルさんを夏の暑さから解放するには、
日陰と風が効果的ですが
日傘は簡単に用意できても、風はなかなか手間なんです。
マキタの扇風機なら、置くだけです。
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業界標準となってもおかしくないと思います。
この小ささですが、風量最小で
今日の暑さでは(25℃くらい?)
モデルさんに寒いと言われ電源を落としたほどです。
かなり効果があります。
高照度LED電球の定常光も
コードレス化しています。
100V電気を引き回したくない水場でも
重宝します。
この組み合わせは
Sh50Pro-S
(調光タイプよりこちらのほうが使いやすいです)
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LPL ランプホルダー ランプホルダーデラックス L207
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Omni20+
今回の用途は、モデリングライトの代わりですが、
事務所の方はこのライトをメインにオフショットを撮られていました。
アイデア次第で、機動力の高い
かなり使えるコードレスライティングシステムとなります。
最後に、プロヘアメイクさんに自分がセットアップしたドライヤーシステムを
体験していただきました。
まずドライヤーが普通に動くことに驚いていました。
今まで風量の弱い小型のドライヤーや
ガスカートリッジ式のドライヤーはあったそうですが
ここまで普通に使えるのは初めてとのことです。
ここで得られた
生の情報をピックアップしておきます。
まず、需要はある。特にロケ先。
沖縄、サイパン、ハワイ。いわゆる海辺
メイクさんが自分で所有するというよりも、
(運搬の問題もある)
現地のコーディネーターが差別化の為
導入するのはどうか。
現状、ドライヤーが無い現場では妥協案で
撮影を進めている。
あって困ることは無い。
使用可能時間は十分<1時間以上動作
ロケバスの出ない低予算撮影では
ハイエース等が使われることが多い。
再現VTRの現場でも重宝するのでは。
このシステムならハイエースはおろか
コンパクトカーにも積める。
ドライヤーも必要だが
ストレートアイロン(?)も私はロケ先で使いたい。
(これから調べようと思っています)
現状では、どのヘアードライヤーでも
バッテリー動作するというわけではありません。
是非、一度その可能性を感じていただければと思います。