何の話か?って。
もし知っていたら、モノに関して相当敏感な方だと思います。
実は私今日はじめって知った「ブランド」の名前です。
年配の方は特に記憶にあるであろう「マルキン自転車」ブランドを展開する
ホダカ株式会社の別展開自転車ブランドがコーダブルームなんです。
我々の業界的にわかりやすく言うと株式会社やまびこが展開する
共立と新ダイワみたいなものですね。
同じ会社の中で、ブランドを分けて展開する理由やメリットは
知識がなくわからないのですが、
今回私のアンテナに引っかかったのは
マルキン自転車ではなく、コーダブルームのほうです。
このことから言えるように、ブランドを分けるということは
同じ企業の中に、別のユーザーターゲットを狙える
仮想企業?を置くことができる。というメリットが存在するといってもよいかもしれません。
マルキン自転車を買うユーザーと
コーダブルームを買うユーザーは別だということです。
コーダブルームと出会うことになった
今日の私の行動です。
私に子供がいませんが、姪っ子がいます。
今度小学校に上がるので自転車を買ってあげようということになりました。
ジャイアントのシティバイクの修理も同時に行いたかったので、
ジャイアントの取り扱いがある自転車専門のチェーン店に足を運ぶことにしました。
インターネットで店舗の電話番号を調べ修理について問い合わせると
とても対応がよく、姪っ子の自転車もここで買おうとこの時点で決めました。
ファーストコンタクト(たとえ電話やメールでも)で、私のような人間は
買うか買わないかそこで決める事があります。
しかし、いざ店舗に到着し愕然としました。
チェーン店の自転車屋さんだから覚悟はしていましたが、あまりにもメインラインナップが
低価格路線だったんです。
さすがに自転車としての最低限の安全性は確保できているようでしたが、
(世の中には本当にひどい格安自転車もあるんです)
まったく購入意欲がわきません。
姪っ子の判断基準は色ぐらいしかないのですが、
さすがそこはおさえてあります。さすがですね。
自転車に詳しくない人や、子供なら
ほとんど色で決めてしまうのではないでしょうか?
色やデザインなら選び放題でした。
しかしそこに「質」で選べる自転車がなかったんです。
約2万円の「それなり自転車」に決めようかとした矢先、
一緒に来ていた嫁さんが
別の場所にあった別格のオーラを発している吊り下げられた自転車を発見しました。
質のよさとは決して色やデザインの派手さでごまかすことができるものではありません。
誰のことを考えて、どういった理由でこうなったのか、すべてのパーツにおいて説明できる
事が信用する理由になりますし、品質にも影響します。
2万円のキッズバイクも、普通に乗るならまったく危険もないでしょうし
決して買ってはいけない自転車というレベルではありませんでした。
ただ、子供のために考えて作ったというより
親の懐事情を考慮して(つまり、より多く売る事が目的で)作られていると
私は感じてしまったんです。
それがビジネスなので、そこに問題は全くないのですが
私は自転車(道具)には目的があってほしいと思うんです。
別に利益重視の企業があっても、当たり前ですし良いと思います。
でも私が買いたかった自転車はそういったコンセプトのものではなく、
子供のことを考えて作ったら、こんな自転車になりました。
といったものでした。
コーダブルームのキッズバイク
アッソンシリーズにはそれがありました。
ASSON J20
![]() | コーダーブルーム アッソンJ20 20インチ 2017 34,992円 楽天 |
上記ショップはレビューも多くあり
とても参考になると思います。
写真でみると地味に見えますが、実車の色合い
ブランドマークの入り方、買ってあげる側の大人や
もちろん子供にとってもテンションの上がる質感、
長年乗っても飽きの来ない仕上がりになっています。
今年モデルはグリーンもあるみたいですね
私が購入したのは白ですが、
とにかく塗装が安っぽくありません。
ステッカーやキラキラでごまかしていない。
この価格で、アルミフレーム。
2万円ほどのスチール製自転車より軽くなっています。
子供にとって、重さの違いはかなり大きい。
シマノの6段変速は、男の子なら必ず憧れるし
女の子なら軽く坂道が上れて実用的。
ブレーキは低価格帯子供用自転車ではありえない
よく効くVブレーキを装備。
さすがにこの価格で日本製というわけにはいかないでしょうが
あきらかに、2万円の子供用自転車とはコンセプトが違います。
こんな自転車や企業が
多くの人から支持される世の中になればな、と
私は毎日考えています。
財布は薄くなっていきますが、いいんです。それで。