今回、訳あって
普段使用しているウィンチシステム
エレファントウィンチ × DF001GRDX
、、、ではなく
より使用荷重の大きな
GRCS × DF001GRDX という組み合わせで使用してきました。
GRCSを使用する(選択する)という事は、
このような可搬性の悪い重機材を使ってでも
重量級の対象木を繊細にコントロール
(特に静止時の制御)しながら
支障木処理をしたい、という時です。
(そうでなければ、今となっては能力的にエンジンウインチのほうが信頼できる)
つまり、ウィンチにかかる力は
普段エレファントウィンチで使用するような
軽荷重ではありません。
ここで大問題が発生しました。
GRCS × DF001GRDX を考えている方は
導入しないほうが良いレベルの
残念な情報です。
DF001GRDX
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は確かに、基本、トルクは国内最強電動ドリルかもしれません。
これがカタログスペックの罠です。
多少無理の効く道具
「GRCS」
で、多少無理なけん引伐倒をしたところ
国内最強トルク電動ドリルのはずの
DF001GRDX が全く「役に立たない」
という驚きの結果となりました。
原因は。。。
プロ用機械にはいらないんじゃないか?
と思える
振り回され防止システム
AFTです。
確かにトルクはありますよ、このドライバー。
ただ、GRCSに荷重がかかった状態で
ドリル巻きをリスタートすると
AFTが100%作動してしまい、
「全く仕事になりません」
これは早急に、メーカー側でAFTをキャンセルできるようにするか
仕様変更(選択できるようにするなど)
しないと、とてもとても業務使用できるものではありません。
確かに、メーカーが想定している用途ではないかもしれません。
お客様の用途にはあっていません、
と言われればそれまでですが
能力ではなく、安全装置のシステム作動で
客が逃げていく、というのはとてももったいない事なのでは?
マキタはチェンソーでも、その能力ではなく
「安全装置」の作動ポイントの追い込みで失敗している所があると思います。
つまりこれはソフト的な失敗です。
色々な経験値がフィードバックされていないので
機械、人間を甘やかした設定でしか制御ができていないのではないでしょうか。
アマチュアが使う機械ならともかく、
プロ用機材を謳っているのであれば
「安全」は使用者の「経験値」を信頼すれば
機械に余計な安全装置を内蔵しないですむのではないでしょうか。
私はもう怖いので、
GRCS使用時は
Hikokiの36Vドリル
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DS36DAに戻します。
少し高額ですが、
重量級運搬業務の多い方、
チルホールのような
スタティックなパワーが欲しい方、
リスク対策と追加のアイデアは必要ですが
重量級偏心木のけん引伐倒業務が多い方は
迷わず
を購入してください。
必ずこの情報が
仕事の幅を広げる事になります。
ロープウィンチ、
エンジンロープウインチと似ていますが、
全く別の道具です。
かなり重いですが、
頑張って現場に運んでください。
このような一輪車けん引システムを使用すると
楽です。
ハラックス コン助 CNB-40D がおすすめです。
高くても、必ずブレーキ付きを購入してください。
下りで大変苦労することになります。