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マキタ園芸ツール MADE IN JAPAN の流れ。

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今時、中国製だから品質が国内製品よりも

著しく劣るなどという事はありません。

きちんとコストを掛ければ、中国製品でも普通に良いものが出来ます。

問題は「コストダウン」するための中国製造だという点に尽きると思います。

 

商売をすれば

身をもって知ることになりますが、

品質を維持しつつコストだけを下げるという事は不可能です。

品質を維持できないのは、コストダウンの為に選択された

「中国製造」だからではないでしょうか。

中国製品が低品質なのではなく、

中国製造のメリットを考えた時

発注者側が

品質よりもコストダウン優先となるのが

それなりのものになってしまう原因でしょう。

今までの中国製品はこういった理由から

中国製品=低品質というイメージが定着していました。

 

音楽関係の機材を多く扱うようになって

実感することは、コストを掛けた中国製品が

魅力を持ってきているという現実。

デジタル製品、音響機材で日本製のものを見かける事は

本当に少なくなりました。

高価格帯の中国製品は日本の製造業にとって

今までの安物中国製品よりも、よっぽど脅威的だと思います。

 

中国製品がライバルになる時代が来てしまったのです。

消費者がモノを買う時に値段が安いか高いかで買っていたら

確実に日本のモノづくり産業は衰退する事でしょう。

 

日本人の安物好きも、マキタの中国生産化も今はいいかもしれません。

ただ、この先の日本を考えるとなると

「消費先」の事をもっと真剣に考えるべきです。

自分の消費が支えるものは何なのか。

 

気が付いた方はいらっしゃるでしょうか?

 

 

マキタのサイクロンアタッチメント。

 

とても懐かしい日本製品の作りの良さを

開封してすぐに感じ取ることが出来ました。

これがMADE IN JAPANです。

マキタは変わったと思いました。

今までの体制なら中国で作ったはずです。

 

その他にも

 

MAKITA MUR183

 

鎌以上草刈機未満の時に

かなり重宝するこの機種

 

日本製。

 

 

MAKITA MUR185WD

 

 

プラッターミニ専用機として使用しています。

 

 

生育初期の雑草跳ね飛ばし、

小面積の芝刈り。

小回りがきいて最高のこのセット。

刈り払い機がいるかいらないかわからない現場には

とりあえずこのセットと、替えチップソーを軽トラに放り込む。

 

これも日本製。

 

一番驚いたのは

最近マキタが本気で作ってきた

業務用18Vバッテリーバリカン

MUH600D

 

 

絶対中国製だと思っていたのですが、

まさかの日本製でした。

 

日本製だから性能がどうの

耐久性がどうの言うつもりはありません。

正直マキタは中国製でも最低限の品質は維持してきていたと思います。

 

ただ私はまず、この自分の消費行動が

日本の製造業に貢献できる事に加え、

株式会社マキタの今までの主要取引先ではない異業種プロへの

深い理解から

より信頼できるメーカーへと昇華したことが

私にとってマキタ園芸ツール日本製造化の大きな喜び、変化です。

 

今までは、玩具で稼げと言われているようで

なめられているなと感じる事もありましたが、

ここ最近のバッテリーチェンソー、バリカン、刈り払い機のラインナップは

マキタにしかできない事を、マキタのやり方で

この業界のプロに敬意を払っているように感じます。

 

プロであればあるほど、エンジンとバッテリーのメリットデメリットを

理解しています。

エンジンと戦わないでください。

現状では業務においてバッテリーツール一本化等とうてい不可能です。

エンジンでは出来ない事を

提案していくのが18Vバッテリーツールの可能性でしょう。

 

HIKOKI 笑

のマルチボルトシリーズと戦わない製品ラインナップにすることが

18Vの道しるべであると私は思います。

HIKOKIの路線は私の思い描くプロ用バッテリー園芸ツールから

遠ざかっていく一方です。

HIKOKIの裏をかけば、失敗はないと思います(HIKOKIに対する皮肉)

 

 

 

 

 


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