Quantcast
Channel: ご~まるcc
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1571

業務用バッテリーツールの欠点を あえてこのタイミングで叫ぶ

$
0
0

いや~

面白いですね。

北九チェンソーさんの

マキタMUC353チェンソーにいろいろなソーチェン

 

金物屋K5さんのブログでは

マキタ純正パーツを流用して1.1mmゲージ化する方法が掲載

されています。

 

さー盛り上がってまいりました!

MUC353はプロ機として使用するなら、用途に特化してセットアップする、という方法が

一番実用的、かつ効率的だということがデータにより実証されました。

私のブログでは個人の感想だけでしたが、北九チェンソーさんの探求心により

より具体的なMUC353の可能性が見えてきたといってよいでしょう。

 

後はユーザー自身の選択。これだけです。

もしわからない事があれば、自分の仕事、切る対象物、

特に何を重視したいのか、を

北九チェンソーさん

に相談すれば、セットアップしていただけると思います。

そこからまた、自分の好みを探ってみてください。

MUC353はそういう道具です。

 

私の出した答えは

350mm 1.1mmゲージ STIHL PMMC3 仕様

です。

 

やはり切削効率を犠牲にしてでも350mmは欲しいという選択。

現場での50mmの差は大きいです。

トップハンドルチェンソーがハスクバーナの300mm仕様なので

住み分けですね。

 

で、バッテリーチェンソーを使った事がない方が心配な事の一つに

どれだけのカットが出来るのか?ということがあるのではないでしょうか。

 

今日はPMMC3が楽しくて、狂ったようにテストカットをしたのですが

↑樹木苗の周りの防草用にならんかとアホな考え。

 

大体直径25cm以上の銀杏の木を1~2cmにスライスしまくりました。

よく切れる事よく切れる事。91PXや25APで頻繁に発生していた

突然ストップ病は一回もありませんでした。凄い。

ただし、バッテリー、モーターの負荷上昇による安全ストップは

何回かありました。

ちなみに

過負荷突然ストップ病とモーター、バッテリーの過負荷時安全停止は別の症状です

 

イチョウの木は薪にならないからこうやって役に立ってもらおうかと。

(あまりにも馬鹿げてるので途中でやめた)

 

さて、問題はこれからです。

これだけスライスカットをするのに

どれだけバッテリーを使用したのか想像できますか?

 

これを見てバッテリーチェンソーを業務導入しようって人

どれだけいるかな。。

 

ジャジャン

 

3Ahも混ざってしまっていますから、ちょっとわかりにくいかもしれませんが

すべてが6Ahだと仮定して個数を計算すると、

上記写真のスライスカットをするのに6Ah×2個を少なくとも2セット

多くて3セット必要になるという事です。

 

単体個数にすると

 

 

が4個~6個必要になるという事です。

業務用途で予備電池を持たないのは、かなり危険なので

バッテリーチェンソーを導入する際のイニシャルコストは

業務用エンジンチェンソーのそれと変わらないかもしれません。

 

バッテリーチェンソーのメリットを何も想像できないのなら

私は無理して今、バッテリーチェンソーを導入しないほうが良いと思います。

バッテリーチェンソーは、実は万人に薦められる道具ではないのです。

 

私自身、仕事によってエンジンチェンソーとバッテリーチェンソーを

使い分けています。

エンジンチェンソーはバッテリーチェンソーの代わりにはならないし、

バッテリーチェンソーもエンジンチェンソーの代わりにはなりません。

似ているようでも、別の用途を持った道具だと考えてください。

 

バッテリーチェンソーも1台だったらまだましです。

チーム全員のチェンソーを用意するとなると、本体よりも

バッテリーの出費で凄い事になります。

それもメーカーごとに気になるチェンソーがあるものだから

バッテリーの統一が出来ない。

で、どうなるかというと

左からマキタ STIHL ハスクバーナ

写真には写っていませんが

STIHL、ハスクバーナであと一つづつあります。

(秘密工場に送っています。これはこれでお楽しみに)

 

これだけのバッテリーがないと、

4人チームで安心して仕事が出来ません。

バッテリーはブロワー用途にも使用しています。

もちろんこれをすべて持っていくわけではないのですが、

(現場によって持っていくチェンソーとバッテリーの数を考えます)

予備を考えるとこのくらいは必要になってきます。

 

ガソリンだったらこんな事しなくてよいですよね?

ほとんどの方がこれを見て嫌になるんじゃないでしょうか。

 

いくらかかってるんだよって話です。

バッテリーチェンソーには決して

ランニングコストの低減を期待して購入してはいけません。

業界統一電池でしたら、その可能性もありますが、

メーカー事にこんなばらばらで規格競争していたら、

ランニングコストなんて下がりませんよ。

 

知っての通り、すべての道具において完ぺきなメーカーはありません。

強みや弱みはどこにでもあるんです。

これはここ、これはここ、等とやっていると

結局は私のようになってしまいます。

 

では私は「損」をしているのか?

というと、そうでもないんですよ。

 

こういった道具は利益の多く出た年に買ってしまうんです。

バッテリーももちろん経費になります。

節税対策になるという事ですね。

チョイ仕事なら、いちいち混合ガソリン作らなくて良いので

バッテリーチェンソーは本当に便利ですよ。

 

というか、うちなんかチョイ仕事だけしかありません。

ですからバッテリーチェンソーがあっているのかもしれませんね。

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1571

Trending Articles