Quantcast
Channel: ご~まるcc
Viewing all articles
Browse latest Browse all 1571

比べてわかった衝撃(自分的に)の新事実 バッテリーチェンソー編

$
0
0

何となくハスクバーナのプロ用バッテリーチェンソーに過大な期待をしていた所があって、

前回ちょっとした仕事で使った時に「マキタのバッテリーチェンソー」のほうがいいじゃないかと

軽はずみな記事を書いたわけですが、思いっきり軽はずみでした。

 

軽はずみを絵にかいたような私のブログですが、

バッテリーチェンソー選びの判断材料になるやもしれない

インターネットで発する情報において、

これほど無責任な事はないだろと本日は仕事をほっぽらかして

冷や汗書きながら焦ってテストをしてみました。

 

まず、先日マキタすげーと勝手に盛り上がって

新しく発売された25AP仕様のバッテリーチェンソーを購入。

 

買ったのは400mm仕様ですが

楽天ではまだ売っていないようなのでこれを貼っておきます。

MUC353DZFR↓

 

 

負荷がかかった時の突然ストップ病は

少なからずソーチェンの仕様も影響しているのではと考えたからです。

 

購入する時に気になったのは25AP仕様と91PX仕様で

品番が分かれていたことです。

91PX仕様を簡単に25AP仕様にできないのか?

考えるのも面倒なので、とりあえずたまったポイントを駆使して

25AP40センチガイドバー仕様を購入。分解。

ボディ側の比較。見たところスプロケしか違いは無いようです。

 

クリップで止めてあるだけなので

簡単に外れます。

 

んで、交換。

 

マキタブルーのほうを25AP仕様に変更しました。

 

奥が25AP40センチバー

 

という事は、スプロケとガイドバーとソーチェンさえ手に入れば

今までのマキタチェンソー

 

MUC353DPG2を

 

 

25AP仕様に変更できるという事です。

細かな違いがあるかもしれませんので自己責任ですが

今の所問題は起きていません。

スプロケがパーツで出るかはメーカーに聞いてみないとわかりません。

バーとソーチェンはカタログに載っているのでもちろん手に入ります。

 

結論からいうと、バッテリーチェンソーは過負荷との戦いです。

そして今現在36Vバッテリーチェンソーにおいて過負荷限界は

メーカー間の違いはほとんどありません。

 

これだけ切って、差がわからなかったんです。

止まる時は止まるし、止まらない時は止まらない、過負荷における動作停止は

どれも同じでした。

 

柔らかい銀杏でも、バッテリーチェンソーは止まります。

本当はもっとメーカー差があると思っていたので、これはまずいと記事にした次第です。

 

初めは適当にやっていたのですが、あまりにも結果が変わらないので

冷や汗出てきて

(マキタの35センチガイドバーの切れが若干劣っていたけれど、使い古しの研いでないソーチェンだった)

 

正確な比較をするために、ソーチェンを新調。

すべて新品ソーチェンでテスト。

で、切れは変わっても、過負荷時の限界は変わらない、、、

 

銀杏よりちょっと固い木を切った時、明らかにハスクバーナの能力が上でした。

(一度も止まらない)

いや、これは能力というより

道具としてのバランスだと思います。あ、それが能力か。

 

どういうことかというと、まずソーチェンの種類ゲージサイズの選択。

硬い木だと抵抗値が1.3ゲージよりも1.1mmゲージのほうが少ないのでは、

という想像。

ハスクの標準は1.1mmゲージです。

マキタは91PX、25APとも常にゴリゴリ切っている感覚です。(1.3mmゲージ)

この違いは誰にでもわかります。

それが何に影響しているかは、感覚ではわかりませんでした。

 

もう一つ重要なのは、モーターの限界値を感じ取れるようにできているかが大きい

と思います。

マキタは比較的突然止まりますが、ハスクバーナはエンジンチェンソーのように

負荷がかかった時の「前触れ」がきちんとあります。

きちんとというのは、私はチェンソーを使う時その負荷感?を感じながら

刃の当て方を調整するのですが、ハスクバーナはそのコントロールが出来る為

全く止まらずに切りきることが出来るのです。

モーターの能力限界値は一緒でも、使い方で能力限界を防げるように

なっている。それこそが今、限界のある36Vバッテリーチェンソーでできるプロ機ならではの

チューニングだと私は感じました。

 

あと、マキタは連続過負荷時のバッテリーの消耗がハスクバーナより大きいと感じます。

(これも感覚です。ごめんなさい)

常に2個バッテリーが必要なマキタは、そういった意味では不利であり

やはり仕事で使うならハスクバーナかな、と今回のテストでは感じました。

 

マキタは正直、刃の研ぐ回数を増やしてまで(リンク数が多い)

25APにするメリットがあるのかな?とも思いますが

ハスクバーナに比べるとザクザク切ってる感覚があるので

切れてる感は感じられるのかもしれません。が、

私にとっては止まらない事のほうが重要なので

スーッとジワジワ切れていくコントローラブルなハスクバーナのほうが好みです。

ただ、マキタは玉切り用途で40センチガイドバーが選べるのはメリットかもしれませんね。

刃の入れ直しが無ければ手間が省けます。が

切削スピードは遅くなります。

思っていたほどバーの長さによる過負荷限界値の違いは感じられませんでした。

バッテリーチェンソーは止まる時は止まります。

 

エンジンの代わりに、バッテリーチェンソーを考えている方は

万能じゃないという事を頭に入れておいてください。

やはりエンジンにはエンジンの良さ、

バッテリーにはバッテリーの良さがあります。

 

プロ機というのは決してパワー勝負だけではない、という事を

今回勉強させてもらいました。

 

 

 

 

 


Viewing all articles
Browse latest Browse all 1571