12月24日、寒い夜の中
鈴の音と共にサンタ代理、別名「宅配業者」が小包をもってやってきた。
ダンボールをオルファのカッターで開けると
新聞紙で大事に包まれた
クリスマスカラーなあいつが、、、
お帰りELKA。
実は5年ほど使用したELKAがお漏らしをし始めたため
修理をお願いしていたのです。
ありがとう0371さん!
前にも言ったように、仕事で「道具」を使うことの多い
私#365ですが、
「この構造だったら、ここの強度はこうあるべきだ」
「しかし、使う人間がプロではないならここは少し妥協してもよいかな。コストダウン優先で」
等、道具に関する知識は一般の人よりはあると思っています。
同じメーカー製の道具でも、プロ向けライン、ホームセンター向けライン
というものがありまして、
ホームセンター向けのラインでも、使えるか使えないかで言ったら
全く問題なく使えるのですが、
プロ用の道具は、見た目は似ていても使用感は全くの別物。
もちろんそこには耐久性の向上もあるのですが、「使用感」というのは
プロにとってとても重要な選択基準なのです。
コストダウンを求めて一番削られる可能性が高いのは
生産国の変更。日本→中国 等。
そして素材の変更、妥協。
そこから来る重量バランスの不適正化。
等がありますが、必ずしも悪いことではないのです。
道具を必要としている人たちが、必ずしもプロクオリティの道具を
求めているとは限らないからです。
目的を果たすことが出来れば、それで良い。
値段は安ければ安いほどよいのだ。
作業効率や、耐久性は二の次!
という方のために昔からホームセンターには
2980円クラスの電動工具が充実しているわけです。
これをミニモトのサスペンションに置き換えてみます。
純正の底付きが嫌だから、フニャフニャした乗り心地が嫌だから、
とりあえずサスペンションを交換したい。
そこを求めるオーナーに上記のELKAをお勧めしても
たぶん話がかみ合わないでしょう。
費用対効果が非常に悪くなります。
50用も110用も実際5年使った私が言いましょう
ELKAは本物です。プロの道具です。
形、素材、強度。
すべて計算され、
若干オーバースペック気味に作られています。
そこから生まれる余裕、
もう手放せません。
しかし、商売としてはi-shockのほうが一枚上手でした。
このあたりのバランスは非常に難しいのです。
本物を作れば業界が盛り上がるか?
そうでは無い様に思います。
かつてGMOブランドのショックが相当売れました。
しかし、ミニモト名鑑を作るにあたって調べてみると
あれだけ売れたはずのショックの装着率はゼロパーセントです。
DNMもしかり。
ミニモトはエンジンよりも先にショックが逝くのです。
安くても2万円はするショックを再購入する元気もなく
そのまま放置、そんなミニモトライダー結構いるんじゃないですかね。
ミニモトを盛り上げるためには
売ったら売りっぱなしというその場限りの商売ではなく、
壊れる前提のバイク(元々子供用だから当たり前)なのですから
アフターサービスが整った状況で、広めて行きたいですね。
私も、個人レベルではありますが
ショックの相談、修理の相談を受けることは出来ます。
業者ではないので、あくまでも相談という形になりますが、、、
今の所メール対応などは行っていませんが、
週末は大体埼玉のNPKにいるので、なんでも相談してみてください。