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メーカーもユーザーも 投資思考を活用セヨ

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なんで自分の事業がうまく回り始めたのか

考えてみました。

 

もちろんこういうことをゆっくりと考えられるのは

日曜日の「合わない仕事時間」

なのですが、自分でなるほどね~ と感心してしまいました。

 

事業には転換点というものが必ずあります。

 

ホームセンターに置いてあって、

それなりに使えたしアイデアも面白くて

安すぎず高すぎず、というメーカーだった「工進」ですが

今では嫌いなメーカーとなってしまいました。

もう手に取ることはないと思います。

が、

一般ユーザーには事業転換が受け入れられたようで、

中国製のそれなりツールは

ホームセンターメインの事業として成功しているようです。

このように事業的には失敗ではないんですよね。

私は絶対に買わないメーカーとなってしまいましたが、

かじ取りとしては成功だったといえるかもしれません。

 

かたやマキタですが、

最近は面白いツールを生み出しますし

緑化維持管理機器においては、業務でも使用できるレベルに

やっとなってきました。

記事にはしていませんが、今、自分のバッテリー式緑化管理機器は

100パーセントマキタの40Vmaxです。

 

工具関連のユーザーにおいては、40Vmaxがオーバースペックといえるような

イメージを持たれているかと思いますが、

マキタにとって「投資効果」の高い 緑化管理業界においては

40Vmaxこそがスタンダードだと言い切ってしまっても良いでしょう。

このバッテリーを使用してから、他のメーカーのバッテリー機器が全く気にならなくなりました。

多少機能やデザインが悪くてもマキタでいいや、となってしまっています。

ただ、一般的には「マキタのバッテリーは高い」というイメージが浸透しており

マキタは高いから他の安いメーカーにしよう、というユーザーが一定数います。

 

マキタはこのような層のユーザーに「合わせる」必要があるでしょうか?

高いものを買った「後」の価値について考えない人は

買い物を消費と考えているように感じます。

私にとって、マキタのバッテリーや機械は「投資」なので、

一時の購入金額よりもそのあといくら私たちに「価値」を与えてくれるのか。

というのが購入の判断基準となっています。

 

わかりやすく言うと、私がすべて工進の道具で

マキタの時と同じ仕事をすると、、、、

廃業しますよね。やっぱり。

プロの仕事をわかり始めているマキタと

一般ユーザーに舵を取った工進では

同じような道具でも、全く違う世界のメーカーとなったわけです。

 

どちらが正解という話ではありません。

二極化とはこういう事です。

 

それでは話を戻しまして、自分の事業について考えてみます。

多くの人が喜ぶ、低価格でウケのいい業者になるか

一握りの人にしか理解できないが、価値のその先を見据えられる業者になるか。

 

これにも正解なんてありませんね。

ただ、自分に投資思考があったからか

「物事の価値は、すべてが終わった後から始まる」と感じていたので

「わかってくれる人がいる」

もしくは

「わかってくれるように説明できるチャンス、タイミングがある」

業界に入り込む努力をしました。

 

今も常に営業をしていますが、

価格が高いのか契約が決まらないことも多いです。

それでも価格を大幅に下げて仕事を取らないのは、

自分たちに価格以上の価値があるという自信があるからです。

特にその「後」の価値を理解してもらえないお客様には

縁がなかったと思うようにしています。

 

マキタの園芸ツールに関しても、工具業界と比べて

調子が良いようなのですが、それはマキタバッテリー式ツールの

「投資後の可能性」が大きく関係していると思われます。

事業利益につながるんですよ。

 

たまにエンジンツールとバッテリーツールを比較している方を見かけますが、

バッテリーツールはエンジンツールの代わりではありません。

エンジンツールにできないことを可能にするのがバッテリーツールです。

 

もちろんその逆もありますので、

現時点での業務使用の答えは適材適所、使い分け、併用となります。

 

一つ、草刈系ユーチューバーと

利益を出すのが目的の私との大きな違いに気が付きました。

 

なぜか、草刈り動画を挙げられる方は肩掛け一本でどうにかしようとする方が多いのですが、

私にとっては、STIHLのクリアリングソーやマキタのMUR012でさえ

仕上げ用のサブ機です。

 

肩掛け式刈払機のヘッドを変えたところで、効率が上がるのは良くて2倍というところではないでしょうか。

趣味の世界ならば文句のつけようなどないのですが、

作業効率を上げたいのなら、刈払機をどうのこうのするよりも

自走式ロータリーモア、ハンマーナイフ。

作業面積が広ければ乗用草刈機。を導入するのが正解かなと私は思っています。

 

こうやって割り切ると、マキタのバッテリー式ツールは

最高のサブ機になり得るんです。

無理をしないから壊れない。モーターの低速トルクを活用するから

バッテリーの持ちが非常に良い。

振動騒音皆無なので、精密作業に向いている。

最終的にこれが仕事の仕上がりに大きく影響します。

 

エンジン機械の代わりとしてマキタの電動草刈機を使おうとすると、

必ず不満が出てくると思います。

業務目線で現時点での答えを出すとすれば、

マキタのバッテリーツールは最高のサブ機なのだという事なのです。

 

MUR012 低速モードで何時間使えるか楽しみです。

うちの仕事は、メインよりも仕上げに時間がかかるので

低速モードで長時間使用できる8Ahバッテリーは武器となります。

 

MUR012を仕上げ用途で活用すると

業務のクオリティが格段に上がります。

 

大電流でパワーを上げて高効率作業というのは、

私は向かうべき方向ではないと思っています。

(今の電池技術では)

 

メインはエンジンでまだまだ頑張ってもらって、

業務品質の向上にマキタのプロ機を使うのが

現在の有効的な活用方法かなと感じます。

 

特にその静粛性は、パワーや効率論を

上回る業務的価値を生み出していることは

事実体感として間違いなくあります。

 

多くの人が考えてしまっている、

バッテリー式草刈り機は使用時間が短い

ならば

バッテリーの容量を増やせばいい

という考えは、答えの出せない問題を答えろというようなもの。

 

今、バッテリー式機器の価値はそこにはないんですよ。

 

今後バッテリー式刈払機の「おいしいところ」

をうまく使いこなせるユーザーが多くなれば、

マキタ標準の回転スピード設定値も大きく変わるでしょうね。

 

プロ機として、MUR012の低速モード回転数は

モーターのトルクを最大限に活かした素晴らしい設定値であったこと

ここに最大限の評価を致します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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