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小さなニュースだけれど、草刈り業界革命の第一歩かもしれない。

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自分が農家出身の草刈り業者だから

既存の造園屋さんとは「考え方」がもともと違うというのもありますが、

(どちらが正しいとか正しくないとかではなく)

ずっと今までの発注方式に違和感を感じていました。

 

こんな草刈りを続けてても、コストがかかり続けるだけじゃないか、と。

年一回の草刈りなんてもってのほかですよ。

綺麗になるのは刈ったその瞬間だけです。

毎年毎年労力は増え、外来種も増えていく。

結果の見えない対症療法的な草刈り発注に疑問だらけでした。

 

ですので私はなるべくそのような業界には染まらずに

新たな草刈り業務を模索して形にしてきました。

まだまだ目指すべきところは遠くにありますが、

ぼんやりと形になってきています。

 

経営ノウハウになってしまうので

多くを語ることは避けますが、

植物の繁殖方法を知ることが

草刈りのコストを下げる方法のひとつであります。

「ただし」

矛盾しますが、草刈りのコストを下げる方法、技術を持った

業者には「価値」が存在します。

 

トータルコストを下げるために対価を払う。

 

私は

将来を見据えたコスト低減を、「一時の対価(コスト)」でしか考えられない人や

団体は、必ずコスト低減の代償をどこかで払う事になると思っています。

同時に

対価を理解できない人に、どうして対価を生み出す術が生まれるでしょうか。

 

私に価値を見出してくれる人は、それ以上の価値を自分で作り上げられる

人たちばかりです。

私は経営規模からも最下層の事業体ではありますが、

この理屈で一人がまた他の一人の価値を上げていければトップにある日本という国は

どれだけ豊かになることでしょうか。

 

たかが草刈りですが

されど草刈り、でもあるのです。

 

まずは沖縄からですが、県が業者のスキルを今までの

「安く、その時だけきれいにする」という評価目線から

「適切なコスト管理をもって、景観を維持する」という

本来あるべき優良事業体発掘、採用に向かっていったことは

必ず今後の日本の草刈り業界に影響を与える事でしょう。

 

色々な考えがあるのは承知ですが、

私は地際まで草を刈って、まるで草も何もなかったように丁寧に

草を刈るのが良い業者だとは思っていません。

お客さん(素人)は喜ぶかもしれないですが。

 

本当の優良業者とは、次の年、そのまた次の年の

草の種類、量をコントロールでき、

それをもとに適切な維持管理方法をお客様に再提案できる業者

だと思っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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