かなり初期から
バッテリー式チェンソーを業務に使用してきた
私に言わせてもらえれば、
バッテリーチェンソー選びは
どれがいい?
ではなく
誰が何に使う?
に尽きると断言します。
いまだに、完ぺきなバッテリーチェンソーは
生まれていないと言ってよいでしょう。
STIHLの新型チェンソーをもってしても、です。
なぜか、多くの人が
バッテリーチェンソー=軽い と思われている傾向にありますが
残念ながら軽さのメリットはほとんどありません。
パワーと持続時間を上げようとすれば、
本体とバッテリーも重たくなります。
バッテリー式チェンソーで
エンジン式チェンソーの使用感を目指せば
重たくなるのはしょうがない事です。
では何のメリットがあって、私はバッテリーチェンソーを使い続けるのでしょうか。
1つはランニングコストの低減です。
利益があった年に、経費としてチェンソーとお得なバッテリーセットを導入してしまえば
後の充電電気代などほんのわずかなものです。
(今気が付いたけど、この部分経費に出来ていないや)
ブロワーやバリカンも積極的にバッテリーを使用しているので
他の同業者に比べて明らかにガソリンの消費量は少ないです。
現在、愛用しているSTIHLのバッテリーは少なくとも5年は使用しているので
そろそろバッテリーの入れ替え時かなと思っていました。
(まだまだ業務で使えます。多少持続時間が減ってきた。様な気がする)
業務用のバッテリーは、買う時は確かに高額ですが
半端じゃなくタフですよ。
そしてバッテリーツールの賢い買い方ですが、
バッテリー単品ではなくメーカーの販促キャンペーンを利用して
本体とバッテリー2個セットを購入します。
今回バッテリーを
こんなに手に入れました。
また、5年はうちの業務を縁の下で支えてくれることでしょう。
ちなみに、伐採業務において
すべてバッテリーチェンソーで運用するのは現実的ではありません。
やはり適材適所であります。
エンジンチェンソーはやはり必要。
そして、もう一つのバッテリー式チェンソーのメリット。
固体的な癖が生まれない、ということです。
まず、業務用バッテリーチェンソーは機械的な故障が少ないです。
現場で使用出来なくなることがない。
長年使用者が違っていても、機械的な使用フィーリングの違いは生まれない。
いつ使っても誰が使っても、
いまだに新品の使用フィーリングのままです。
きちんとメンテナンスしてあれば
いつでも買った時のままです。
欠点は、全く壊れる気配がないので
入れ替え時期を見失う事でしょうか。
今回バッテリーの入れ替えタイミングで
本体を更新しましたが、今までの機械も
もちろん即実戦投入できます。
MSA160Tを
NSA161Tにするかは悩みました。
規格変更により大量に買ってあるソーチェンが使えなくなるからです。
最終的に
MSA160Tと同じソーチェンを使う
高枝チェンソーを導入して
在庫ソーチェンを使い切る事にしました。
先に、ハスクの高枝チェンソーを購入して使っていますが
高枝チェンソーは、危険木処理をする私たちにとっては
救世主です。
実際、作業の効率、安全率を考えると
今回の購入代金はすぐに相殺されます。
カニクレーンのゴンドラとも相性が良く
あとちょっと、が可能になります。
新型バッテリーチェンソーの使用感は
また使ってから報告したいと思いますので
お楽しみに。
あと、本音を言ってしまえば
我々素人チームが、
優れた技術を持った凄腕業者と
同じ土俵に立つときに
これしか選択肢が無かった。という所もあります。
特に特殊伐採なんて、ネットで見ていても
自信がある人多いじゃないですか。
あーこりゃ
同じ土俵で勝負したら勝ち目はないな、と。
バッテリーチェンソーは
時間はかかりますが、
木を伐るという結果は
エンジンチェンソーと同じです。
逃げるが勝ちも戦術かと思っていますよ