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マキタ コードレステレビ TV100 は万能ではないので念のため その1

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テレビにモバイル性を持たせることは

非常に難しい事だと今回モバイルテレビを購入して初めて分かりました。

 

というのも、いくらテレビ本体が

バッテリー式になっていつでもどこでも使えるようになっても、

電波塔から送信される地上波デジタルの電波は

「どこにでも届く」という訳にはいかないからです。

 

詳しい話をする前に、電波の「強さ」について

説明をしていこうと思います。

地デジ映像は、各地域の電波塔から発信されています。

その電波塔から発信される電波は

電波塔から距離が長くなるにつれ弱くなり、

ビルや山のような遮蔽物があれば遮断してしまいます。

 

電波を受信できる状況が、良い環境であれば強電界。

逆に不利である場合、弱電界となるのですが、

弱電界である私の地域で

TV100を使用しすべてのチャンネルでフルセグ受信することは
想像以上に困難です。
 
これから書く記事は、強電界地域の方には参考にならないでしょう。
ただ、弱電界地域の方にとっては
貴重なデータとなりますので、参考にしてください。
 
まず、家に備え付けのテレビアンテナの話なのですが
弱電界地域に住んでいる方は、
電力を使用したブースターを使用し、受信している事がほとんどです。
電力(コンセント)を使用しているので、
震災被災時等に停電となればアンテナ線があっても
テレビ放送を受信することは不可能になります。
 
ケーブルテレビで契約してテレビを見ている方も同様です。
電源が落ちてしまえばケーブルテレビのチューナーは動作しません。
 
こんな時に
マキタのバッテリー式 コードレステレビTV100

 

 

があれば安心!

 

、、、という訳にもいかないのです。

 

弱電界地域において

TV100の本体内蔵ロッドアンテナで室内フルセグ受信をすることは不可能です。

 

ブーストされている、アンテナ線が家に引き込まれていれば

(壁についているやつ)

電力がある限り、弱電界地域でも

アンテナ線ダイレクト接続で安定受信することは可能です。

が、

停電してしまうと映らなくなる可能性があります。

 

実は使えば使うほど、TV100の付属の

外部アンテナの能力の高さに驚かされるのですが、

初めはその能力を認識することが出来ずに

(比較対象がない)

 

 

他社製の外部アンテナを買いあさりました。

 

一応リンクを張っておきます。

 

 

 

 

 

驚きの結果です。

 

実際の運用シチュエーション、

費用対効果、

可搬性、

肝心の受信性能。

 

どんな外部アンテナよりも

マキタ TV100の付属外部アンテナが優秀でした。

 

TV100のアンテナ運用方法には3種類あり(メニューから入ってセレクト)

ロッドアンテナ

付属外部アンテナ

外部アンテナ

 

とあるのですが、

どうやら説明書には書いてありませんが

付属外部アンテナセレクト時にはブーストをかけているようなのです。

(確実な話ではありません、挙動から判断しています)

 

他社製のブースター内蔵外部アンテナを使用すると

付属外部アンテナモードで受信した時、映像を受信しません。

 

外部アンテナモードにすれば問題なく動作するのですが、

上記リンク製品のほとんどが

付属外部アンテナモードで動作させた

純正外部アンテナの能力にかないません。

それ程バランスよく機能しています。

 

 


↑に限っては、電波を全く受信せず。

良くなってきたとは言っても

所々に中国品質を感じることは事実。

今回も初期不良であることから

アマゾンに返品を申し込みました。

 

今回購入した、社外アンテナの中で

唯一良いかな?と思ったのは

 

 

このANTOP AT-402です。

 

サイズは大きいですが、純正外部アンテナと違い指向性があるので

安定受信する方向を追い込めます。

受信感度も良いように感じます。

 

なにより、最大のメリットは

マキタ TV100の 純正ブーストが効く事です。

購入したほかの機種は(UFO型は受信不良のため確認できませんでしたが)

純正ブーストをかけると、逆に受信をしなくなります。

しかし、社外外部アンテナをTV100の外部アンテナモードに設定し

社外外部アンテナ内蔵のUSBブースターを使うと,

マキタ純正外部アンテナ+純正ブースト の能力よりも落ちます。

 

つまり、小型の社外ブースター内蔵外部アンテナは

TV100を安定使用するために購入する必要性は全くありません。

純正外部アンテナの能力が非常に優れているからです。

 

ただ、この

 

 

社外アンテナは、使い道があります。

 

床に置くスタンドもついていますが、

状況によっては

このようにスタンドを使って高さを稼ぐことにより

受信を安定させることが出来ます。

 

マキタのバッテリー式LEDライト

ML811

 

の純正スタンドを使用して

高さを稼いでみました。

かなり安定します。

風にも耐えられるでしょう。

 

モバイルには向いていませんが、災害被災時などに

定点運用する際などは、余計な電源も使用しませんし

かなり実用性があると思います。

 

工事現場や畑、山の中でテレビ運用したい場合は

仮常設して使用しても良いでしょう。

受信感度は単体では大したことはありませんが

ブースト使用すると感覚的には純正外部アンテナを上回ります。

 

もう一つ、大きなシステム的なメリットがあります。

TV100を運用していると、このチャンネルは映るのに

このチャンネルは映らない、という事が多々あります。

 

そんな時に、、、

 

TV100本体に二つあるアンテナ端子の

片方に上記社外外部アンテナ、

もう片方に純正外部アンテナを使用することで

ダイバーシティアンテナ運用することが出来ます。

(TV100 純正外部アンテナモードの時のみ)

 

受信チャンネルの幅、受信チャンネルの安定度が

格段に上がります。

 

裏技的な使用方法になりますが、受信が安定することは

実際に確認が取れています。

もしかしたら

 

を2台使用して

ダイバーシティ外部アンテナブースト仕様が可能かもしれませんが

チャレンジ資金が底をつき確認は致しておりません。

 

ANTOPアンテナを使用する際に注意しなければならない事があります。

アンテナ接続をする時に、汎用F型ケーブルだと真ん中の芯線が短く

正常にはまりません。

 

左がANTOPアンテナ付属品

右が汎用F型コネクター。

 

左の芯線のように、長さが必要です。

 

ANTOP純正コードを使用してください。

ただ、今度はTV100の入力側に問題が生じます。

 

 

TV100のアンテナ入力には

構造上、ねじ込み式のアンテナ線を接続する事は出来ません。

 

私はこれらを使って

接続できるようにしました。

 

 

 

 

を使用して問題なく繋がります。

 

これで、弱電界地域でも問題なくフルセグ放送を楽しめると思います。

 

長くなってしまったので

その2に続く


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