後悔先に立たずとは
この様な事を言うのだなー
これが画像処理だったら
どんなに救われた事か。
後悔は立たなくても
MR203は立つ。
残念ながら。
あまりにも自分のした事の愚かさに
カメラを持つ手が震えてる。
時はさかのぼって30分前。
期待に夢を膨らませた
ジャスピンショット
開封に30分もかかるとは思わなかったわ。
そして現在
マウスを持つ手が震えてる。
説明すると、
何でも自分で試さなくては気が済まない私は
マキタがせっかくブルートゥースで10台繋げられるように
作ってきたんだから、
10台で鳴らしてみてえ
となったわけであります。
もしかして、前代未聞の驚愕サウンドを醸し出すかもしれないと
私の期待感はマックスでした。
仕事中もソワソワしながら
MR203×10 の事ばかりを考えます。
仕事から帰宅し、
届いた箱を嫁に見られ
苦し紛れの言い訳をして
何とか第一ミッションクリアー。
どこからか帰ってきた
母親は、部屋に入ってくるなり散乱するMR203をみて
気持ち悪くなってました。
そりゃそうです。
自分が見てもこの惨状は普通じゃー ない。
息子の気が狂ってしまった
と思ったことでしょう。
高齢の母親の事を心配して、
私の口からとっさに出た答えは
レ、レンタルだよ。
すべてを悟ったのに
気付かないふりをして
去っていった母親の後姿を
私は一生忘れません。
色々乗り越えてたどり着いた
世界で初めての
MR203×10台 マルチリンク接続 レビューです。
10台マルチリンク接続にはスポーツのような
俊敏さが必要です。
マスター1台と スレーブ9台という
構成になるのですが、
マスターの接続待機時間が1分しかないんですよ。
つまりタイムリミットがあり
1分を過ぎると
ゲームオーバーになるので(なんじゃそりゃ)
最初からやり直しになってしまいます。
私は3回チャレンジして
やっとゲームクリアーしました。
めでたしめでたし。
って
実はですね、これからが本番です。
緊張の一瞬。
音が、
音が鳴る
で、私は費用対効果の高さに感動し
奇声を上げる!
はずが。
部屋にこだましたのは悲鳴でした。
どうすんだよーこれ
ギャー
想像の逆行っちゃってんじゃんか!
ギャー
(いかに損せずに売るかを、バックグラウンドで考えながら)
良し
仕舞お。
箱に戻すにも
30分かかりました。
結論としてはですね。
オーディオ的には
マルチリンク再生は「無し」です。
メーカーが提案するように
他の部屋で同一の曲を流す、という用途には
問題なく使用できますが、
同時再生して「音質」が上がるという事はありません。
無駄に音量は上がりますが。
但し、ひとつ勉強になったことがあります。
10台リンクしても
個々の再生音に遅延は発生しません。
ブルートゥース規格も知らないうちにバージョンアップしており、
MR203に採用されているバージョンは5です。
何が効いているのかわかりませんが、
無線伝送は
我々の知らない所で進化しているのだと思います。
MR203はステレオで使用する分には
気持ちの良いスピーカーなので、
今の私の在庫で
4人の方をステレオハッピーにできるのですが、
手間を考えると
中古買取専門の道具やさんに
売ったほうが楽かな。
読者の皆様。
嫁に怒られない方法と
今後の私の身の振り方をどうかご教示ください。