日帰り車旅でのアイスの持ち帰りが現実的になりました。
知る人ぞ知る
エンゲルのMHD14F-D
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氷も作れる、車載用冷凍冷蔵庫です。
コンプレッサーを使用しているので、冷え方は家庭用冷蔵庫と同等。
ホームセンターや
インターネットでよく売っている
ベルチェ素子を使用した車載用簡易クーラーBOXとは似て非なるものであります。
基本は車のシガーソケットにつなぐわけですが、
走行中はいいけれど、旅先でエンジンストップをすると
冷蔵庫の電源も一緒に切れてしまい、
庫内の温度はどんどん上がってしまいます。
そんな時にちょっとの間、冷え冷え温度を保って欲しい。
そのためには高価なポータブルバッテリーシステムを、、、
っていやいや。
それ、掃除機のバッテリーで用が足りますよ。
もう、皆さん使ってますね
マキタのバッテリー式掃除機。
それと同じバッテリーで
この冷蔵庫が動くんです。
まだ秘密にしておきますが、車の中で氷が作れるという事は
夏の車中泊シーンを大きく変えることが出来ます。
そっちの話はまたのお楽しみ。
で、車旅におけるエンジンストップ後のエンゲル MHD14F-Dの
運用方法ですが、
結論から行きますよ。
マキタ18Vバッテリー
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と
マキタの社外アダプター
(必ずマイナーチェンジ後。サイドに003 ではなく 008の刻印)
と
シガーソケットアダプター
を繋げば、問題なくエンゲル MHD14F-D 冷凍冷蔵庫を動作させることが出来ます。
一応Omni20+で消費電力を確認。
大体、30w付近を行ったり来たり。
もちろんOmni20+でも
エンゲル MHD14F-Dをダイレクトに動作させることが出来るのですが、
Omni20+のDC出力を使用してしまうとType-C入力からの給電が出来ない仕様に気が付きました。
つまりパススルー充電が出来ないという事です。
Omni20+を使用した連続運用システム構築は潔く諦めました。
マキタバッテリーダイレクト接続
普通は、予冷してから使うのですが
一番バッテリーにとって過酷な条件でテスト。
常温状態から
-18度設定。
さてマキタのBL1860で、何時間稼働するでしょうか
。。。
はいっ
2時間12分で、バッテリーすっからかん。
冷蔵庫内冷え冷え。サーモスタットでコンプレッサーが停止するモードまで移行できました。
(設定温度に達したと考えてよいと思います)
バッテリーが健康であれば、マキタのBL1860バッテリーで
「最低」2時間以上の動作が可能、しかもバッテリー1個で
冷蔵庫内が最低温度に達するようにする事が可能という事です。
(ただし外気温22度の状態)
これは、例えば車旅へ行く前の予冷にも使えますし、
(エンゲル MHD14F-Dを車に積んだ後、車を動かすまでエンジンを掛けなくて済む)
キャンプサイトで、メインポータブルバッテリーの負荷を減らすためにも
マキタのバッテリー1個で予冷しておく、という事も
使い方としては可能性があると思います。
ついでに、今回この実験を「予冷」として考え
続けて5度設定で
再度満充電されたBL1860で動作運用テストをしてみました。
これが想像以上に、粘ります。
5時間たっても
残量ライトは4つ点灯のまま。
結局
8時間ほど放置して
やっと残量3つ点灯になりました。
まだ継続してテストを続けています。
ただ、車を運転する時は素直に
車のシガーソケットにつなぐのが良いでしょう。
今回のテストでわかりましたが、
5度キープの保冷だったら、マキタダイレクトで
半日くらい車のエンジンを止めている状態で維持できそうです。
-18度設定でも最低2時間はいける(実験済)ので、
マキタのバッテリーは十分活用できるのではないでしょうか。
それとバッテリーは消耗品です。
使わないで大事にするよりも
使って使って、寿命の尽きる最後の最後まで使いきるのが
マキタバッテリー本来の電池道だと私は思います。
一万数千円で買っているのは
バッテリーという「モノ」ではなく、
それが生み出す価値ではないでしょうか。
マキタのバッテリーはその価値が高いのです。
マキタのバッテリーを
高いという方が非常に多くいらっしゃいますが、
私に言わせれば価値を使い切れれば安いくらいだと思っています。
その中でも信頼という価値は、他を寄せ付けません。
ちなみに
(お決まりですが)
この様な使い方は決して株式会社マキタが推奨している物ではありません。
便利ではありますが、何があっても自己責任という事をお忘れなきよう
お願いいたします。