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そろそろ被災時における実用的な飲料水確保の方法を考えようか。

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その前にこんな話を聞いていただきたい。

 

私は中学生の頃

バックマスター

 

 

 

 

SASのサバイバルキット

 

 

さえあればどんな災害からも生き残れると思っていた。

逆に言うとサバイバルナイフとサバイバルキットが無ければ極限状態で生き残れないとさえ

思っていた。

 

あの頃は戦闘中や無人島でのサバイバルと、市街地での生存術を混同していたのだ。

 

例えば、防災袋の中にバックマスターが入っていて

市街地でそんなもの出そうものならただの危ないおっさんだ。

 

濡れてもナイフで削れば確実に着火する、あのマグネシウムファイヤースターターでさえ

100円ライターに実用性でかなわない。

サバイバルマニアが一生懸命自慢のナイフでマグネシウムを削っている間に、

隣のおっちゃんが100円ライターで新聞紙に火をつける。

これが実用性。

 

これはアウトドア用品の防災転用にも言える事。

防災=アウトドア用品と考えがちになるが、アウトドア用品は軽量、コンパクトに

なる事を重視しているので、道具としての実用性(効率)を犠牲にすることがある。

 

例えばコッヘル。普段の家庭用鍋と同じように扱うと焦げる。

携帯性重視の為、極限まで小さくなったバーナー部の熱源集中も焦げの原因となっている。

 

実は、極度の低温下でない限り一般的なカセットコンロのほうが

実用的だ。もちろん鍋はいつも使っている物でいい。

無理してコンパクトになるアウトドア用品で被災生活を送る必要はないし、メリットもない。

特に、ビタクラフトのようなステンレス多層鍋は、熱源が小さくても効率よく調理が出来、

アルミ鍋のような焦げも少ない。保温性も高く、みそ汁などを作ってもすぐ冷めない。

お湯を沸かして蓋をしておけば、火を切ってもかなり長い間お湯のままだ。

蓋が開かなくなってしまった時は無理して開けずに、少し火にかけてやればすぐに開けられる。

 

とにかく防災=アウトドア用品 と決めつけないほうがいい。

ビタクラフトのステンレス多層鍋、私は最高の防災鍋だと思う。

カセットコンロとの相性が最高に良いのだ。

 

 

 

 

なぜ、そんなに自信をもって言えるのかというと、

実は

2011年からずっと私の実家はイワタニのミニカセットコンロ2台だけで生活している。

実用性を証明するために7年間もテストを繰り返しているのだ。

私の母は毎日そのカセットコンロ2台で6人分の昼ご飯を作っている。

 

ちなみにうちら夫婦は米をビタクラフトで炊いているから、普通にうまいのと

何かあった時も普段通りにご飯が炊ける。

 

 

前置きが長くなったけれど、ここで本題といこう。

 

飲料水確保における実用性のあるシステムとは

決して、

いつでもどこでも飲める浄水ストローではなく、

アウトドア用コンパクト浄水器の類でもない。

 

私が実践しているのは、

 

ウォーターサーバーシステムの導入。

(緊急時には電源が無くても使えるタイプ、ボトル10本在庫3家族分)

これは日常使用していれば、使用期限が来る前に飲み切ってしまう。

常に在庫を持つのがコツ。

 

ペットボトル飲料水の備蓄。

これも普段から飲むようにすれば、賞味期限の更新を

効率的に行える。が細かくは気にしない。

 

なぜか?

 

防災用の浄水器は賞味期限切れの飲料水を

安全な飲み水にすることが出来るから。

これはとても重要な情報なのだが、あまり知られていない。

 

私は今まで

 

 

を勧めていたし、実際持っているのだが

 

この間の震災技術展で、実用マニアな私がとても気になる構造の

浄水器を見つけてしまった。

 

それがこれ

2018年 新型 コックン飲めるゾウミニ

この間の展示会にはあったけれど、まだインターネットでは販売されてないらしい。

とにかく見つからない。

旧型は楽天にあるけれど、旧型はまだ熟成されていない。

こういった道具は、常に進化していくものなのだ。

 

価格、浄水量、浄水効率、浄水スピード、理想だった。

賞味期限切れペットボトルの再浄水にはこんなタンク型が便利なのではないだろうか。

誰でも扱える。わかりやすい。とにかく浄水速度が早い。

これこそが現場で求められる実用性だと感じた。

安心の日本製である。

 

楽天で発売されたら購入するので

レビューを待っていて欲しい。

 

よくインターネット上で、緊急時に水の綺麗汚いがあるか!という書き込みを見かける。

だがそれは違う。

衛生状態が悪く、医療機関もパンクしてしまうそんな状況だからこそ

どんな時でもきれいな水を使用しなければならないのだ。

 

せっかく生き延びても見えない菌に命を奪われるかもしれない。

衛生環境を維持していくためにも、きれいな水というのは

とても大切だ。

 

いくら緊急とはいえ、池の水や風呂の残り湯で傷口の洗浄などしないように。

綺麗な水を手に入れる事が難しいと、今簡単に想像する事ができるのだから

各家庭にひとつコックン飲めるゾウミニがあってもいいじゃないかと私は思う。

 

何度も書くが、今インターネットで買えるのは私が見たやつではない

 

形式はMJMI-02 飲めるゾウミニ となっている。

写真は

これ。

 

絶対じーさんばーさんでも使える。

写真を見ただけで使い方がわかる。

わかりやすいのはとても大事。

 

最後に。実はこのタイプの浄水器は簡易式で

ウィルスや農薬を除去する事はできない。

それを除去するためには逆浸透膜式の浄水器が必要になるのだが

どれも20万円近くする。

一般家庭にはちょっと敷居が高いかもしれないが、

国内主要機種(電源のいらない手動式)3機種すべて震災技術展で試用してきたので

改めて記事にしようと思う。

まだ誰もこの3機種を比べて、データを取ってネットで公開している人はいないと思うので

自分で言うのもなんだが、貴重だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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