一つはっきりしているのは
今まで出来なかったことが
「出来るようになった」という事実を、
余りに多くの人が知らない事。
我々は、日々更新される技術革新の間に存在していながら
それを活かしきれていない。
今まで出来なかった事が出来るようになっているのだから、
そこにビジネスチャンスは確実に存在しているはずなのに
異業種間の協力関係を良しとしない社会の風潮から、
生まれるべきものも生まれなくなっている。
私に言わせれば、
18V工具用バッテリーは、ビデオテープ並みの規格戦争を
起こせる優れた逸材だ。
私の中には、日立工機がマキタのバッテリーシェアを奪う
シナリオがすでに出来上がっている。
マキタに恨みはないけれど、今までマキタのバッテリーツールを
ブログで売り込んできて、生まれたものもない。
アンプが
何のことだかわからない、工具用バッテリーメーカーの方達には
ぜひ知っていただきたい。
日立工機 18V6Ahバッテリー もしくは
USBアダプタ BSL18UA は
すごい勢いで進化している、小型デジタルアンプをドライブする
能力を備えている、という事。
これが可能性。
スマホ→アンプ→スピーカー 接続では
繊細で綺麗な音になるが、迫力に欠けた。
目指していた踊れる音とは程遠い。
そこで、所有している
audio-technica ポータブルヘッドホンアンプ AT-PHA10
をスマホとアンプの間に通してみた。
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音「質」は、このシステムにおいて向上することはなかったが、
(むしろ雑味が増える)
迫力に関しては、別物になった。
アンプのボリュームも下げられるので
バッテリーの消費量も抑えられる。
(ボリューム12時付近)
ボリューム半分で、
こんな小さなバッテリーを電源として出しているとは
「信じられない」
音のコシと、ヌケと、圧力。
野外で踊れる音作りをするなら、質よりも量感が大事だと
再認識。単純に音量だけでもない。
豊かな「量感」だ。
ちなみに、このシステムは軽トラごと移動するので
日陰に移動するのも楽。
どこでもDJ。
だったはずが、この後移動中スピーカーが
軽トラックから落ちて、機材一式が宙に舞った。
スピーカーは必ずコードを外し、倒して運搬。これが今日の教訓。
さて、こんなマニアックなシステムに
本当に需要があるのか?
私は常に防災を意識して、
リチウムイオンバッテリーツールの可能性を考えていて、
このシステムも例に漏れる事がない。
もちろん野外ライブの小型PAシステムに流用できるし、
小さなDJイベントでは、必ず「盛り上げてくれる」
ツールになる事は間違いないのだが、
ビジネスとしての魅力は低い。
私が狙うのは、全国各地にある小中学校である。
災害被災時には、小中学校が避難所になる。
人が集まったら、人をまとめなくてはいけない。
大声を張り上げて、数百人の人間に
「意思」「情報」を伝えるなど、まず無理だ。
そして、道具が開発されたのだが
よくあるラッパ型の拡声器は声が聞き取りづらいことこの上ない。
誰が聞いても聞き取りやすいことが重要なのである。
しかし、電源のない停電時に声を増幅させる方法は、今までこれしか無かった。
私の構築したシステムならどうだろう?
上記システムにミキサーをつなげば
十分実用簡易PAシステムとなりえる。
私は、こういった自作システムを推奨しているのではなく
実際、パーツを組み合わせれば道具として実用レベルに
達することをメーカーの方たちに伝えたいのだ。
企業の朝礼、ミーティング
地域の催し、祭り、防災対策(避難所)
屋外大音量PAシステムを必要とする場所は
想像以上にあるはずだ。
コードは本体とスピーカーをつなぐだけのコードが一本。
誰でも使える仕様にするのが
普及のカギとなるであろう。
バッテリーの充電は問題ない。
小、中学校なら掃除に掃除機を導入し
各クラスにひとつづつ、黒板消しの要領で
充電器の定位置を決める。使ったら必ず充電器へ。
緊急時は、そのバッテリーが
情報供給のためのラジオの電源、
夜間のLED照明の電源、
避難所のPAシステムの電源となるわけだ。
防災用の電池は「保管する」から
「普段から積極的に使用する」というのが
これからの常識になっていく。
最後に、私の考えを。
自社ですべてのバッテリーツールを生み出す方式は
多様なニーズにこたえられないし、
顧客層を絞ることが出来ない。
実際、日立工機は今価格競争に巻き込まれていると言わざるを得ない。
安いから買う。でついた客は
他で安くものを出したらそちらへ行ってしまう。
私は、優れた日立工機のバッテリーを世に広める方法として
日立工機バッテリーシステムの
規格、ライセンス商法を提案したい。
マキタが二の足踏んでいる今がチャンスだ。
バッテリーシステム(心臓部)の提供を受けたい企業は
かなりあるはず。
用途を特化した専門機器メーカーでも
コストをかけて、いつまで生産できるかわからない
機種と専用電池を1から考える体力のある企業は、
そうはない。
餅は餅屋だ。
ライセンス料にコストがかかっても
結局トータル的なコストカットにつながる。
ユーザー側の意見としても
バッテリーは使いまわしたいというのが本音であり、
ライセンス契約した機器に限り2年保証が
そのまま受けられるのであれば
決して日立工機の18V6Ahバッテリーは高くはない。
18V6Ahバッテリーの充電時間がわずか30分とは
驚異的だ。
これだけでも日立工機を選択する理由になる。
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ただやはり、バッテリーツールの
ヒット商品を、自社から出そうとあがくよりも
日立工機のバッテリーライセンス業務をヒットさせたほうが
ビジネスとしては効率的であろう。
最近新発売した
これが、売れたら考えを改めるが。。
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マキタに比べ
日立工機には欲しくなるバッテリーツールが少ないのも
要改善事項。
安く数を出すよりも、
専門性のある道具を
適正価格で売り上げ利益を出すほうが
日立工機の未来を作り出すと考える。
異業種との情報共有を。
私の放った
キラーボールに意味がある事を願う。