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マキタブルートゥーススピーカー MR200 の欠点を洗い出す ー追記ありー

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※重要(追記)
7/13日現在 メーカーにて交換対応していただいたMR200には
音楽視聴時に問題になるようなノイズは確認できませんでした。
大変お騒がせいたしました。
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【マキタ】充電式スピーカMR200[Bluetooth対応]USBポート・AUX外部入力付

¥9,990
楽天


マキタが先日発売した
工具用バッテリー式ポータブルスピーカー
MR200。
数日使用してきて
その音の楽しさに驚きつつも
欠点も見えてきました。

まだ、購入者のレビューも少ない中
私のブログレビューだけで購入し、失敗した!と思われる
方を減らすためにも、MR200の気になる点をいくつか挙げていこうと思います。

※以下すべて18Vバッテリー運用によるテストです
他の電圧バッテリーではまた違った結果になる可能性があるという事を
ご了承ください。
マキタのスピーカーはバッテリー、コンセントにより最大出力が変わります。

まず第一に
ブルートゥース信号あり、音楽信号あり、音楽無音時(静粛時)に発生する
サーノイズ。 ピーノイズ?
音楽の音量とは連動しないノイズなので
通信ノイズかアンプのノイズでしょうか?
MR200の音量を上げれば気にならなくなりますが
音量を下げるとかなり気になります。(ノイズが常に同じ音量で鳴っているという事)
対策としてプレーヤー側の音量調節で気にならない所(音量を上げる)にセットすれば
そんなには気にならないのですが、
説明書にはプレーヤー側の音量に関しては書いてないので
オーディオに詳しくない方はプレーヤー側の音量調節に悩むかと思われます。

私の場合、元気よく音楽を聴きたいときはプレーヤー側の音量はMAX
それでうるさく感じる音源の時は8割ほどのところまで下げます。

------------追記-------------
オーディオに興味のない方は、わかりずらいかもしれませんが
ここでプレーヤーの音量を下げるのは、音楽を聴く音量を下げるためでは
ありません。音量自体はMR200で調整します。
プレーヤーの音量を下げることにより、MR200への入力レベルを変えることが
できるので音の出力感をコントロールすることが出来ます。
つまり、音量ではなく音質が変わるのです。特に低音の厚み。
プレーヤー側 音量大 → 出力感大、低音大
プレーヤー側 音量下げ → 出力感減少、低音小
機種や再生アプリによっては音質をコントロールする「イコライザー」が
ついていますが、私は全く利用しません。
イコライザーは化粧であると思います、大事なのは下地でしょう。
ほとんどがこの方法でどうにかなります。
このような低音重視のスピーカーでボリュームスマホ連動で設計してしまうと
低音がうるさく感じられる時にどうしようもなくなります。
イコライザを使えばよいと言われればそれまでですが、
スピーカーやヘッドフォンの設計者は、ユーザーがイコライザでごちゃごちゃいじった後の
音を想定していません。
設計者の音の思想を感じるため、理解するためには何もしないのが
一番だと考えています。
マキタのボリューム非連動
私としては助かりました。
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次に音の指向性。
サイドにスピーカーのあるマキタのラジオと比べて、
リスナーにダイレクトに音が届くMR200。
ツィーターのおかげもあり、膜のないクリアな中高音を鳴らしますが
リスナーが大きく移動するとやはり音は変わります。
目の前で聴くのが一番バランスは良いです。当たり前ですが。

自動補正が悪さをすることがある。
小音量時にラウドネス補正が効き、低音が持ち上がってきますが
音楽によってはこれが非常にうるさく感じる時があります。
裏技としては、プレーヤー側の音量をかなり下げ
MR200のラウドネス補正が効かない大きいボリュームで聴けばよいのですが、
先ほどのサーノイズが邪魔をします。
オーディオとして聴けるレベルのものではないので、
ノイズがある限りこの方法は使えません。

MR200はすべてのジャンルを心地よく聴かせるための
スピーカーではありません。
特定の音楽を気持ちよく聴かせるスピーカーです。
私はこのスピーカーが好きですが、
万人に勧めらられるスピーカーではないことを
断っておきます。

1万円という金額はオーディオ好きの中では
オーディオコード代にもならない金額で、
おもちゃのようなスピーカーだと言われれば
そうかもしれません。
しかし、面白いものでいくらお金をかけても
楽しく聴けない音楽というのは存在します。
総額100万円かけたオーディオより、
好きな場所で聴く1万円のMR200から出る音に
価値を感じる時もあるのです。たぶん

個人的にはMR200はニアフィールドで使用する
スピーカーではないと思います。
MR200の魅力は
リスナーから離れた場所から届く
中、大音量で感じられる音の「出力感」。

全く聴けないわけではありませんが、
ニアフィールド再生、小音量再生、
クラシック、ピアノ、優しい音楽には
向いていないと思います。
静かに聴きたい音楽の時は素直に
別のスピーカーにしたほうが良いでしょう。
そういう楽しみ方ができるのも
安価なポータブルスピーカの良いところです。


音質向上のためライン接続も試みましたが
自分の環境では
ブルートゥース接続以上にノイズに悩まされ断念しました。
これについてはまた後程チャレンジします。



再生環境

ソニー エクスペリア
ブルートゥース接続
KKBOX 高音質キャッシュ音源
マキタ18Vリチウムイオンバッテリー



最後に。
株式会社マキタの進化した柔軟性に驚きました。
製品企画にあたり上の人を説得させるには
どこかの誰かが努力をしないと、このような製品は生まれません。
この価格でよくここまでの「こだわり」を貫き通してくれたと思います。
今までなかった人材が動き出しているとしか思えません。

欲を言えば(ここが一番言いたかったりして)
せっかく高音質モノラルなのですから、もう一台購入すれば
ステレオで使用できるようなブルートゥースアプリとシステムを開発してほしかったです。
実際、ポータブルスピーカーの世界では運用されているシステムです。
一人2台買うようなことになれば売り上げも単純に上がりますよね、
ビジネスとしても「あり」だったのではないでしょうか?

一人2台とまで言わなくても
仲間内でもMR200が2台集まれば
ステレオでパーティーができるって魅力ではないですか?

今、LIVE音源をMR200で再生するのにはまっています。
楽しいスピーカーをありがとうございました。






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