本日も防災関連の記事になります。
私は中学生の頃から野宿旅をしているのですが、
大人になった今でも1年に何日かは車中泊で遠くへと出かけています。
新婚旅行?も 東京→屋久島 車中泊の旅という女子にとっては全くありがたみの無い
無謀なものでしたが、
夫婦にとって苦しかった登山を含めて一生忘れられない思い出となりました。
、、とそんなことはどうでも良いですね。
野宿というのは中々出来るものではありませんが、
車をお持ちの方なら車中泊くらいはすぐに体験できるでしょう。
これ、言ったらバッシング受けるかな?
実は車中泊時の環境と被災時の環境はとても似ています。
車さえあれば実際に不便な生活を、ある程度安全は保たれたまま
体験する事ができます。
使える道具の良し悪しも、この時身にしみてわかることでしょう。
ここで「車中泊の事実」を公開します。
リクライニングはもちろん、フルフラットになる車でさえ
熟睡する事は不可能である。
いくら暑くても、寒くても
夜中は、発電機はもちろんエンジンさえかけられない。
平常時は騒音などのマナー違反という事もありますが、
被災時にガソリンが「超」貴重になることはもう皆さんご存知のとおりです。
エンジンをかけずに車の電気を使い続けると
簡単にバッテリーは上がります。
車に積載されているバッテリーは「エンジンのセルを回すためのもの」です。
電気は走行中か、別なバッテリーから取ったほうがよいでしょう。
毛布一枚でもあると無いのとでは全く違う。
寝袋や毛布は本当に大事。
懐中電灯から安らぎは生まれない。
柔らかく辺りを照らすランタンのような光が必要。
カセットコンロ×ビタクラフト(アメリカ製無水調理鍋)の相性は
本当に最高。
キャンプをするからといってすべてキャンプ用品を揃えなくても
全くかまわない。
災害時も一緒。使える鍋があるようなら
キャンプ用よりも使い慣れた家庭用の鍋のほうが使える。
熱の伝導率、蓄熱性に優れたビタクラフトの鍋は
燃料が貴重な状況で優れたポテンシャルを発揮する。
キャンプ用の軽量鍋は、お湯を沸かすくらないなら良いが
炒め物等には向かない。焦げ付きやすい。
日本では3.11以来、中国製、日本製、インバーター式、インバーター無しの
各種発電機が飛ぶように売れたが、購入者は発電機のメリットデメリットを
本当に理解して購入をしているのか、非常に疑問に思います。
燃料であるガソリンが保存に適していなく、特に震災時には
購入が難しくなる状況で、発電機の連続運転時間は半日以下。
特に夜は騒音発生の為使用は控える事になるでしょう。
では、その発電機いつ使う?
私が導き出した答えはこうです。
日本メーカー製のインバータ発電機であれば
商用電源と同じ、とてもきれいな電気が発電機から得られます。
昼間のうちに発電機でマキタのBL1830を複数の充電器で出来るだけ充電しておきます。
一つ22分の充電時間なので、充電器が二つあれば22分で2個。
2時間稼動すれば約10個の18V 3Ahのバッテリーが満充電になります。
その10個のバッテリーはそれぞれ一晩中使えるLEDライトの電源として
「全く無音で」暗闇を照らすのです。
また仕事の合間に忙しく記事を書いてるので
かなりめちゃくちゃな話になっているかもしれませんが、
一番言いたい事は
防災には日常のシュミレーションがとても大事ということです。
一度車中泊をしてみてください。
慣れてくると(不満点を解消できる力が付くと)
ホテル宿泊旅では得られることの出来ない
素晴らしい旅行を楽しむ事ができるようになります。
車中泊が辛いのは
辛さを我慢しようとするからです。
アイデアでいくらでも快適になりますよ。
不謹慎かもしれませんが
防災対策も同じです。
辛い中でも道具とアイデアがあれば
より良い環境で苦難を乗り越える事ができます。
広島の土砂災害ではスコップが足りなくて困っているようですね。
昔の人は備えあれば憂いなしといっていました。
本当に必要なものは必要なときに手に入らないものです。
シュミレーション能力。
私のように妄想癖のある人ぐらいのほうが
防災対策には向いています。
すべて悪い方向に行ったときの状況を思い浮かべ、
それをどのように良い方向に持っていくか。
要するに、想像、妄想、そして一番大事なのは実行力。
なんでも自分で試す、基本です。
やべ、仕事!