優先度で
自分たちを選んでもらう。
この優先度。
今、この時代のキーワードだと思います。
バッテリーの使いまわし優先で
選ばれているのが、みなさんご存じ工具メーカーのマキタ。
バッテリーが使いまわしできる事も
かなり認知されてきました。
この記事を書いた
2012年には
マキタはUSBアダプターさえ発売していなかったんですよ？
この記事の中にあったアイデア
着るライトはいまだに発売されていませんが笑
エアダスターは
圧縮空気ではなかったですが
発売されましたね。
人気があるようですし、世界的な材料不足からか
入手困難になっています。
まあ、でも遅いですよね。
9年前に発売していれば
何人の人が無駄なエアダスター缶を消費しなかったか。
マキタのブラシレスモーターなら18Vでも十分開発可能だったと思いますが、
40Vmaxでしか発売されないのは
何か理由があるのでしょうか。
もちろんコストはかかりますが、圧縮空気式の
エアダスターも余裕で開発できるでしょうね。マキタならば。
で、本題
緑地管理バッテリーツールに関しての
マキタの本気度は相当なものです。
もちろん仕事にも使ってますし
大分稼がせていただきました。
ただ、チェンソーはどうしても対象ユーザーが絞れていないからか
ぼやけた商品になってしまっている、というのが本音です。
新発売された40Vmaxトップハンドルチェンソーですが、
マキタの現時点での開発能力を誇示するには十分なもので
あったと思います。
新採用の80TXLソーチェンとも非常に相性が良く
バリバリやる仕事には本当に向いている商品です。
ただ、ちょっと待ってくださいよ。
細かい所に突っ込んで選択的に枝を切るような場面では
80TXLのガイドバーは向いていない。
ガイドバーを先細にすると、ザ、チェンソーで切りました！みたいな
切り跡になる25APしか選択できず。
あれだけラインナップがあるのに欲しい仕様がないとは。
伐採には、トルクやパワー、回転数がいくらあってもいいのですが
繊細な剪定には、この機種ちょっとピーキー（高回転型）のような気がします。
小型のチェンソーはもっとコントローラブルな方が良いのではないでしょうか？
STIHLのMSA161Tには、そういった繊細さがあるんですよね、重いけど。
マキタの40Vmaxトップハンドルチェンソー
剪定用途には、あそこまでパワーはいらないから
モーターを一回り小さくして軽量に振る。
ギヤで回転数を落としてトルク重視の回転設定にする。
トリガーでの微調整を可能にする。
この機種、パワー（モーター）を欲張った分、ちょっと重いんですよね。
剪定用チェンソーとして、もっと攻めた小型軽量特化機を出しても良かったのではないかと。
このパワーが出せるんなら、初めから4Ahバッテリーにサイズを合わせて
30ｃｍガイドバー標準の伐採用チェンソー作った方が良かったんじゃないですかね。
2.5Ahバッテリーにサイズを合せて、
果樹農家のおばちゃんが軽く振り回せるような
小型でコントローラブルなチェンソーがあれば、
優先度は、他機種の比べても高くなったと思います。
自分の場合は
北九チェンソーさんんでカスタムしてもらった
スチール ソーチェン仕様で
明日から仕事します。
なんで剪定用チェンソーとして完璧なMSA161Tがあるのに
マキタを持ち歩くのかって？
今の仕事のメインが、マキタ40Vmax草刈り機を使用した作業なのです。
同じ現場で剪定作業があると。
わざわざSTIHLの大きなバッテリーを用意しなくていいし、
機器間の貸し借りが出来るのは大きなメリットです。
現場レベルで
バッテリーを統一するメリットはかなり大きいです。
これは、所有するバッテリーツールをどこのメーカーにするか？
の先にある、
道具の選び方です。
道具単体の性能よりも、
現場での機能性を重視する選択がある、ということです。
マキタはこの優先度が高い。
マキタが他のチェンソーメーカーに勝てる隙があるとすれば、
バッテリーシステムそのものの機能性、です。
本当は、機器ごとにも頑張ってもらいたいけどね。