本当はね
ちゃんとした現場作業まで
新型チェンソーレポートしないつもりだったんですよ。
だってね、丸太を切っただけじゃ
ほぼソーチェンの能力しかわからないから。
いくら能力の高いチェンソーでも、切れないソーチェンなら切れないし
切れるソーチェンなら、チェンソーにそれなりのトルクと回転数があれば
切れてしまう。
例えばホームセンターのAC100V機でも、切れる切れないで行ったら切れてしまう。
本当は、チェンソーって現場で使わないと
道具としてのバランスってなかなかわからないんですよ。
確かにカットスピード動画は参考になるけれど
仕事って切りやすくセットされた木を
上から、切りやすいポジション、フォームで
刃を入れられることなんてほとんどないですから。
食われたり挟まれたり
無理な体勢だったり
スピードが大事だったり
トルクの方が重要だったり
手入れのしやすさが機能だったり
現場でしかわからない事ってあるから、
書いたように今はまだいいかなって感じだったんです。
ただこの3機種が今日揃ってしまったので
コロナワクチン2回目の接種で意識が朦朧としながらも
記事を書きたい熱も一緒に上昇してしまいまして、、、
今に至ります。
裏切りと、確かに私は書きました。
しかしこの裏切り
私の予想をはるか上をいく「良い方への裏切り」であった事
先に報告しておきます。
どうすんだこれー
と思っていたゼノアSR3100でチッパーに入れるには面倒だったサイズの
枝?幹?達。
マキタから発売された最新の40Vmaxチェンソー MUC009Gで挑みます。
なんでも燃やせるMOKIの小型薪ストーブ用の薪をつくります。
ガイドバー長は20cm ソーチェンは薄刃仕様の80TXLです。
メインライトは
マキタの18Vバッテリーを使用する中国製のおすすめ投光器
でございます。
見よ、この環境を
照らされた箇所(約3~4m)は、ほぼ昼間と同じ作業が出来ます。
ワイドパネルだから光が回ります。
ただ、仕事なら手元灯がもう一灯あった方が良いですよ。
作業効率が全く変わります。
今回採用したのは最近発売された
ML006G
です。
これは40Vmax仕様ですが
18V仕様もしっかりと発売されています。
可変角度ヘッドは、ML801からもちろん引き継がれています。
素晴らしい機能ですね。
カタログスペック以上の明るさUPを感じます。
今回はML006Gに関して特集的な事は書きませんが、
ML801から買い替える価値はかなりあると言って良いでしょう。
やはりLEDは進化しています。
15~16cmくらいの木でしょうか。
造園屋さんが良く扱うサイズだと思います。
公共事業の強剪定だと、太くてもこんな感じではないでしょうか?
使ってみた感じですが、ショートバー、ソーチェン、本体の軽さ
チェンスピード、40Vmaxならではのトルク
本当に驚きました。マキタの仕事道具でこれだけ鳥肌が立ったのは久しぶりの事です。
世の中には裏と表があると私は前に書きました。
そして今まで、大ヒットしてきたものの裏側には
必ずと言っていいほど裏があったことはまぎれもない事実です。
ブログでは書けませんが、もちろんメーカーも謳えませんが
MUC009 20cmバーには
どんなチェンソーメーカーにも不可能な裏の顔があります。
プロの方はお察しください。
STIHLのMSA161T
ましてやハスクバーナのT540iXP
とは全く異なる魅力がある事を
今日強く実感してしまいました。
5Ahバッテリーで運用してみました。
初めは
見た目のバランスが悪く使いものにならないと思っていましたが、
自分は5Ah標準で使います。
見た目のバランスの悪さ以上に
大容量バッテリーのメリットを見出してしまいました。
見た目のバランスを考えてわざわざ2.5Ahバッテリーを購入することは
やめました。
軽さと使用時間のバランスは、4Ahがいいと思います。
見た目と軽さのバランスを両立したい方は2.5Ahをご使用ください。
こりゃすげー特化機でした。
マキタさん、初めの反応悪くてごめんなさい。
次に、チェンソーの切り屑排出機能ですが
メーカーもかなり試行錯誤してきたようです。
これだけ切っても
下から見る限り
切り屑は詰まってませんでした。
多少詰まっていてもマキタの新製品AS001GZ バッテリー式エアダスターがあれば
解決しそうです。予防的に使ってもいいし。
風圧はコンプレッサ式のほうが強いけど、風量が凄いから
ここに突っ込んで吹くとあらゆるところから切り屑が飛び出してきます。
(実際には詰まる原因になるかもしれないから各自様子を見てください)
カバーを開けると、これですよ
切り屑が一切入ってない。
(すみません、下部からダスター突っ込んでひと吹きした後です)
チェンソー切り屑排出機能の参考にならない画像ですみません。
ただ、こんなに気軽に屋外で使えるエアダスター今まであった?
これは屋外仕事をする人にとっては革命的な道具ですよ。
もちろん体を吹くのにも重宝します。
いや、これ、チェンソー使う人
みんな持っていても良いレベルです。
軽トラの荷台も定位置から吹くだけで全部綺麗に吹き飛ばすだけのパワーがある。
風圧はそれほど強くはないので(コンプレッサーに比べると)
オイルにまみれた切カスはこのように残ります。
AS001Gエアダスターのパワー大体見当はついたでしょうか?
風速、風量は凄いが、圧はそれなりです。
圧縮空気を細いノズルから噴射するコンプレッサー式エアダスターとは
種類の異なる風ですが、十分実用的です。
現場でこれだけ吹ければ十分以上であります。しかも軽い。
本当にこれは大ヒットする予感がします。
マキタには、高級ガイドバーで
プロ用の新ビジネス展開を期待します。
他のチェンソーメーカーにあってマキタにないもの
それはガイドバーへのこだわりです。
スプロケ抵抗低減、ノンメンテナンス、軽量、高強度
個人的な希望としては、グローバル展開をするにあたって和柄や
アニメがガイドバーにプリントしてあったら楽しいと思ってます。
マキタのAS001G だけでここまできれいになります。
現場で(作業車両で)ここまできれいにできれば、ほんっと十分です。
あと電源入り時の、チェンブレーキオンオフするとスイッチオフ状態になってしまうと言う致命傷みたいな現象
は私の機体では再現しませんでした。
keeeetさん参考にしてください。
意外と
中国製のこの投光器使えるから、
マキタ18Vバッテリーを所有しているみなさんも手を出してみてはいかが?
もちろんメーカーの開発さんも参考にしてください。
良いものは真似しないと。
耐久性は未知数ですが、しっかりこの後もレポートします。
マキタ三大神と中国の侮れない太陽。
これらを使いこなせばこの秋冬の現場
かなり重宝しそうです。
365+366のmy Pick