うちの稼ぎ頭 RoboMINI ですが、
トラブル連発で交換対応となりました。
いわゆる初期ロットの
トラブルだと思います。
症状としては、頻繁な作動油オーバーヒート。
1時間の間に何と5回ものエラーブザー。
この音が、また大きくて
住宅街で鳴ってしまうとかなりの近所迷惑なんです。
1度オーバーヒートしてしまうと
一定の温度までクールダウンさせないといけないので
エンジンをかけたままファンを回すのですが、
その間中ずっとエラー音が鳴り響くわけです。
鳴り響き中。
日陰でクールダウン、、、
3分ほどで消えるのですが
その間中生きた心地がしません。
騒音クレームが来て良いことは、私たち業者にとって
何一つとしてありませんから。
極めつけは、エンジン始動不良です。
これも珍しい症状で
エンジンがかからないのではなく、
「かかってしまう」 のです。
このRoboMINI本体の
赤いメインスイッチを入れると
通常は、プロポ側との通信待機状態となるだけなのですが、
私の愛機は、持ち主と同じで
せっかちなのかメインスイッチオンでエンジンがかかってしまうんです。
プロポ側とのリンクを成立させて、プロポでエンジンを停止しても
勝手にエンジンを再始動する ゾンビ仕様。
さすがにこれは怖いので輸入代理店へのクレームとなりました。
富山県にある会社なので、
実際に症状を見てもらおうと思います。
3tダンプに積載しての長距離運送は
肉体的にも精神的にもきついので、
ハイエースで行くことにしました。
もちろんリアシートをたためば余裕で入るのですが、
どうしても私は仮眠スペースを確保したいので
なんとかできないか試行錯誤しました。
ただ、残念ながらリアシートを設置したままでは
RoboMINIは収まりません。
しかし試行錯誤すること5分、
危ないので乗用シートとしては使えないにしろ
停車時での仮眠スペースは確保することに成功。
これだけでも長距離運転の休憩スペース、物置として
充分活躍します。
RoboMINIもぴったりと
収まっております。
結果としまして、
イタリアでも真夏の不具合を確認しているらしく
たった2か月違いで製造された
RoboMINIには、機械的な対策がされていました。
新品ではないですが、マイナーチェンジ後のDEMO機と交換という事で
様子を見る事に。
このあたりの今後は追って報告します。
時間がないながらも
ますのすし をお土産に買って帰ってこれて
とても有意義な時間を過ごせました。
対して、残念なお知らせなのですが
我が国の誇る電動工具メーカー
株式会社 マキタ の初期不良対応は悲しいものとなりました。
驚く事に、マキタ純正シュレッダー刃が使用中に緩む という情報は
全国で私のクレーム一件のみなのだそうです。
ということで、本社の開発は
私の締め付けトルクを疑っているようです。
確かに、ユーザーの基本的なデータ取りは必要でしょうし、
ネットでの「緩んだ情報」は、メーカー的には
ノーカウントとなるのでしょうが
(ひぐひぐさんの動画コメントにありますね)
もう少し自分の商品に自信のなさがあっても良いのではと、
私は感じました。
つまり改良の余地です。
業務用機械が一発で優れたものが出来た!
なんて聞いたことがないですし、
イタリアに限っては2か月で大幅な構造変更を
行って結果を出しています(と思います)
構造を変えるという事は、
失敗を認めているわけです。
もちろん個々のユーザーにわざわざ報告などしませんが、
なんか可愛いじゃないですか。
一番質の悪いのは
失敗を認めないスタンス、
つまり、ユーザーに責任を負わせる手法、
考え方ではないでしょうか。
今回の例で言うと、
シュレッダー刃ではキックバックを起こして使用してはならない。
締め付けトルクが弱くて、緩んでいる可能性が有る
それはユーザーの責任だ
と聞こえてしまうんですよね。
実際にシュレッダー刃で効率を上げようとする現場で
キックバックを起こさない、等とは不可能な話でありますし、
STIHLのFS311 シュレッダーブレード装着機 2台を
数年間業務使用して一度も問題なく使用してきた
ユーザーに対して、締め付けトルクが足りないとは、、、
この場合、開発的には
キックバックを起こしても、最悪故障しないハード選定
を行う = キックバックを想定した製品仕様
プロ用機械なら このようにあるべきですし
経験値のあるユーザーと繫がれたのなら、
締め付けトルクの確認、ではなく
では、どのような仕様にしたら耐えられると思うか?
という質問を投げかけるべきなのでは、
と私は思うのであります。
素人相手のメーカーではないのですから、
プロ用機械のクレーム対応マニュアルを
一新した方が良いのではないですかね。
これではプロユーザー軽視と言われても
何も反論できないと思います。
プロの意見を素直に取り込めば
もっと良くなるのに、と思う機械がマキタには多くあります。
その筆頭はバッテリーチェンソーですね。
技術とハードはあるのに
経験値が足りていない。
非常にもったいない生煮えツールです。
365+366のmy Pick