そのほとんどは声にならないけれど、
心の声は
「朝からうるせえなー」
ではないでしょうか。
確かにSTIHLのFS311 や FS240は
一般的な造園業者にはできない仕事を
請け負えるスペシャルツールではありましたが、
ここにきてハイパワー機が安価になり
多くの人が手に取れるようになった今
それほど特別ではなくなってきたように感じます。
特別ではないという事は、クライアントにとっては
業者選択の幅が広がるように思いますが、
逆に業者に迷うというデメリットも秘めています。
特別って、わかりやすい方がいいんですよ。
私は過去の経験から
「絶対に価格競争の生まれる世界に身を置かない」
という自分ルールを決めています。
完全独学、素人集団で
ある程度の稼ぎを出せるようになったのは、
誰にもできそうなことで、誰にもできない事をやってきたからです。
私は、バッテリーチェンソーがプロに馬鹿にされていた時代から
バッテリーチェンソーを導入しています。
エンジンの代わりではなく、
バッテリーにしかできない「特別」があることを
知っていたからです。
それと同じことが今起こっています。
マキタMUR012GZの「特別」です。
はっきり言うと、業務で使用する場合
この金額でも全然足りません。
私はBL4050Fパワーソースキットを4台購入使用していますが
今所有している40Vmax、80Vmax草刈り機を
フルで使用するとBL4040 +6個 をもってしても
1日もたないです。
それでも価値があると思えるのは、
祝日の早朝から住宅真横で
FS311 FS240レベルの仕事が完全無音
ノークレームで終える事が出来るからです。
多くの方は、MUR012GZ購入者のレビューから
エンジンのパワー感(FS311等との比較)
バッテリーの持ち(交換頻度やイニシャルコストの関係からでしょうか)
を読み取るかと思いますが、
私から言わせていただくと
エンジン機と勝負する舞台にさえ立っていない。
そして、イニシャルコストの高ささえも
私にとってはスペシャルを維持するためのメリットです。
バッテリーが足りないのなら
BL4050Fのパワーソースキットを
5個でも6個でも追加購入すればいい。
業務機とはそういうものです。
どんなパワー系エンジン草刈りスペシャリストや
エンジン草刈り自慢を雇って仕事をするより、
MUR012GZを3台購入して
素人集団で自分の創造する、目指す草刈りをする方が
「ビジネス」として成り立つという事が
本当にあり得るんです。
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